まっとめ速報!んちゃっ

2チャンネルの人気や話題の記事をまとめてま~す^^

    カテゴリ: SS

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:18:11.689 ID:0/auim7Q0.net
    男「本気で心臓が止まるかと思いましたよ」

    貞子「そうだとしても叫びすぎでしょ。近所迷惑よ」

    男「いやいや。テレビから人間が出てきたらビビりますよ誰だって」

    貞子「呪う前に死ぬかと思った」

    男「……僕、やっぱり呪いのビデオを見たってことで呪われちゃう感じですか?」

    貞子「ううん。貞子、最近は呪いとかは控えてるの」

    男「だったら何をしにブラウン管から出て来たんですか?」
    2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:22:22.779 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「この山村貞子。井戸に突き落とされてから半世紀以上」

    貞子「あまたの人間を呪ったり、時にはウイルスをばらまいたり、時には勢い余って人類を滅ぼしそうになったけど」

    貞子「そういうのも飽きてきちゃった」

    男「飽きる? 呪うことにですか?」

    貞子「CDをダビングしようとして
       カセットの時間を間違えてイラッとした経験ぐらいはあるんじゃない、あなたも」

    貞子「でも、一時間もすれば怒りもおさまるでしょ。それと同じ」

    男「ちょっと何言ってるか分かんないです」

    貞子「なんで分かんないの」
    3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:27:13.595 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「こんな古いテレビ使ってるから、てっきり話が通じるのかと」

    男「今日初めて使いましたよ、ビデオもブラウン管も」

    貞子「今の子って呪いのビデオの話をしても『ビデオって何?』ってなるんでしょ?」

    男「まあ最近じゃテレビじゃなくてユーチューブばかり見る人も珍しくないですからね」

    貞子「ユーチューバーでしょ。知ってる知ってる」

    男「ユーチューバーなんて分かるんですか、山村さん」

    男「ていうか話逸れましたけど、結局山村さんは何をするつもりなんですか?」

    貞子「ユーチューバーになりたいの」

    男「はい?」
    4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:33:33.519 ID:0/auim7Q0.net
    男「……あの、山村さん。ユーチューバーが何かって本当にご存知です?」

    貞子「コーラにメントスを突っ込んだり、物珍しい商品を紹介したりするんでしょ」

    貞子「あと本を燃やしたり宝くじを買い漁ったりとか」

    男「いちおう間違ってはないですね」

    男「でもなんでユーチューバーなんです? 何か目的でも?」

    貞子「貞子も元々は人間。半世紀も経てば恨みも薄れるみたい」

    男「さっき飽きたって言ってましたもんね」

    貞子「そっ。だから貞子がやらなさそうなことをやってみようと思って」
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:39:57.381 ID:0/auim7Q0.net
    男「でも僕、動画なんて録ったことないですよ。それに山村さんって大丈夫なんですか?」

    貞子「大丈夫って? 何が?」

    男「……その、見た目とか?」

    貞子「そんなこと? 仮装ってことにすれば余裕でしょ」

    男「コスプレですか。確かにそれならイケるかも」

    貞子「じゃあ決まり。さっそく撮りましょ」

    男「いや、他にも問題はありますよ。動画を撮るためのカメラもないし」

    男「そもそも何を撮るんですか?」

    貞子「貞子、ユーチューブに詳しくないから。代わりに考えてくれる?」

    男「おかしいでしょ。自分が撮りたいって言ったのに」

    貞子「ふーん。じゃあ『同居人を呪い殺してみたドッキリ』とかはいかが?」

    男「大学も夏休みで暇だしせっかくだから何か考えてみますね!」

    貞子「ありがとう、すごく嬉しい」
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:41:08.233 ID:DKPtl4/g0.net
    元祖拡散厨
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:42:44.349 ID:jv26L65Jd.net
    やっぱり小動物、猫とかの動画か
    子供の動画だろうな
    ユーチューバーでとるなら

    カヤコさん…
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:45:08.653 ID:0/auim7Q0.net
    男「山村さん、とりあえずいくつか考えてみました」

    貞子「すごいね、もう考えたの? それでそれで?」

    男「料理動画なんてどうです? 今人気の『ふわとろオムレツ』を作ってみましょうよ」

    貞子「料理はいいけど、撮影はどうやってするの?」

    男「うちには撮影機材なんてないんで、とりあえずスマホで撮ります」

    貞子「すまほ? その板状の物のこと?」

    男「スマホは知らないんですね。カメラ機能も付いてる電話なんです、それ。ちなみに音楽も聞けますよ」

    貞子「フフッ、電話にカメラが付いてて音楽が聴ける? そんなわけないじゃない」

    貞子「オバサンだと思ってからかってると呪殺しちゃうかも?」

    男「……気をつけます」
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:51:17.470 ID:0/auim7Q0.net
    男「まあとりあえず料理始めてみましょっか」

    男「調理法はネットから取ってきたのがあるんで。材料はご覧のとおり」

    貞子「じゃあさっそくやってみるね」

    男「山村さん、卵とくのが上手ですね」

    貞子「これぐらい朝飯前よ。……あっ、髪の毛入ちゃった。作り直すね」

    男「山村さん、髪長いですもんね」

    貞子「あっ、また髪が入った。もう一度やり直そ」
    男「……」

    貞子「あぁっ!また入った! 卵はもうないの?」

    男「……ていうか髪の毛抜けすぎでは?」

    貞子「仕方ないでしょ。こっちとら還暦すぎてるんだから」

    男「山村さん、今何歳なん……いえ、やっぱりなんでもないです」

    貞子「よかった。あなたとは仲良くやっていけそう」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 18:56:38.772 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「料理も悪くないけど、一旦中断しましょう。他にもいい案があるんでしょ?」

    男「じゃあ次は夏らしい企画ってことで、心霊スポットで一夜明かすっていうのは?」

    男「心霊系の動画ってけっこうあるんです。だけどガチの幽霊が心霊スポットで過ごすって動画は多分まだないんですよ」

    男「心霊系のネタって人気ですし、これなら……」

    貞子「申し訳ないけど却下」

    男「……どうして?」

    貞子「怖いから」

    男「……山村さん、幽霊なんですよね?」

    貞子「それ以前に貞子も女よ」

    貞子「幽霊がいっぱい居そうなところで一晩過ごすなんて怖いに決まってるでしょ」

    男「……そうですね」
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 19:01:21.017 ID:rviv+4l30.net
    幽霊よりDQNとかホームレスがね…
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 19:02:15.584 ID:0/auim7Q0.net
    男「じゃあ次は現代の若者、特に女の人に人気な物でいってみますか」

    男「『ガチの幽霊がタピオカ飲んでみた』ていうのは?」

    貞子「たぴおか?」

    男「これです。このミルクティーに入ってる黒い粒、これがタピオカです」

    貞子「これ? これなら井戸の中で見たことあるけど。本当に流行ってるの?」

    男「なら、山村さんが思う流行ってる物ってなんですか?」

    貞子「うーん、そうね。定番と言えばはちみつレモンかな」

    男「……ああ、今でいうレモネードですね」

    貞子「あと、やっぱりナウなヤングならサ店でレイコーでしょ?」

    男「……」

    貞子「ふふん、貞子が流行に詳しくて驚いた?」

    男「ええ、知識のかたより具合に驚いてますよ」
       
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 19:08:03.752 ID:0/auim7Q0.net
    男「じゃあ次は『貞子改造計画』なんていうのは?」

    男「ぶっちゃけた話、今の山村さんの見た目ってけっこう怖いじゃないですか。あくまで見た目ですよ?」

    貞子「ふーん。それで?」

    男「だからその長い髪を切って、メイクして爪も整えて服も新調する。要はオシャレしてみませんか、ってことですよ」

    貞子「それはとてもとても素敵。だけど髪を切って顔を晒すってのがちょっとね」

    男「顔を見せるのに抵抗ありますか?」

    貞子「これでも昔は美人って評判だったの。だけど今は見てのとおり」

    貞子「腕とか足を見ても分かるでしょ? 蝋燭みたいじゃない?」

    男「大丈夫ですよ。今のメイク技術は半端じゃないんですから」

    貞子「じゃあ確かめてくれない? 特別に見せてあげるから、貞子の顔」

    男「いいんですか? いやまあ、見せてもらわないと話が進まないんですけど」
    24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 19:14:31.296 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「や、やっぱり恥ずかしい/// ど、どうしようかな///?」

    男「まあまあそう言わずに」

    貞子「えー、でもぉ。今の貞子って所謂すっぴんなんだよね///」

    貞子「素顔の貞子を見られちゃうなんて/// 顔が熱くなっちゃう……///」

    男「なおさら見たいなあ! 山村さんの顔が見れるならなんでもするかも」

    貞子「な、なんでもなんて/// なんだか卑猥///」

    男「……」

    貞子「どうしたの? 急に黙ったりして」

    男「いや、還暦迎えてる人とこのやりとりをしてるって考えたらなんかしんどくなってきちゃって」

    貞子「どうして? 貞子、今すごく楽しいよ?」

    男「うん、正直僕もけっこう楽しいんですよね。それがまた辛いんです」
    27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 19:21:31.230 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「とは言ってもこのままじゃ話も進まないしね。顔、見てくれる?」

    男「はい、拝見させて頂きます。あ、髪触っても大丈夫ですか?」

    貞子「うん、特別に許してあげる」

    男「ありがとうございます。それでは失礼して」


    貞子「…………ど、どうかな?」

    男「すみません、この計画はまたにしましょう」

    貞子「どうして!?」

    男「覚悟が足りなかったみたいです」

    男「髪を上げたら仲間由紀恵似のアバターが出て来ると思ってました。全然違いました」

    貞子「その例えは全く分からないけど、もしかして貞子のことこけにしてる?」

    男「……今考えたんですけど、どうせやるなら山村さんには人気ユーチューバーになってほしいんです、僕としては」
    28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 19:28:50.066 ID:0/auim7Q0.net
    男「だけど人気者になるのは簡単じゃない。それでも人気者になるにはどうしたらいいか?」 

    男「そう、何よりも重要なのは個性です」

    男「他には絶対に出せない不気味さやおどろおどろしさ。山村さんにしかない突き抜けた怨霊という個性」

    男「これを前面に押し出していく。それこそが人気者になるための秘訣だと思うんです」

    男「そのためにはありのままの状態が一番イイ。メイクは不要。僕はそう考えたんです」

    男「素のままの山村さんが最高なんです。だから今のままで行きましょう」

    貞子「……まさかそこまで考えてくれてたの?」

    男「ええ。生き残るために必死になると、人間ってこんなにも頭が回るんですね」

    貞子「生き残るため?」

    男「……山村さんがユーチューブで生き残るために、って意味です」

    貞子「そうなの。出会ってまだ2時間も経ってないのに、ありがとう」

    男「お礼なんていいんです。それよりどんな動画を撮るのか、続きの話をしましょう」

    貞子「うん」
    29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 19:36:02.491 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「そうだ。『夏だし貞子が怖い話してみた』なんていうのは?」

    男「いいんじゃないですか。山村さんなら怖い話のネタに困らなさそうですし」

    男「何より本当に怖そうですもんね。ちなみに内容は?」

    貞子「貞子が怨霊になるまでの話」

    男「ガチですね。実際、山村さんってどうして怨霊になんてなったんですか?」

    貞子「ざっくり説明すると、父の担当医に襲われてね。井戸に突き落とされたの……あれ?」

    男「どうしたんですか?」

    貞子「ちがうかも。お父さんに薬投与されて、井戸から突き落とされそうになったんだっけ?」

    男「えぇ、なんでそんな一番重要なところの記憶が曖昧なんですか」

    貞子「まあ遥か昔のことだから。怨霊ももボケるのよ、きっと」

    男「……本当に怖いのは月日の流れってオチなんですね」
    30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 19:37:48.964 ID:rviv+4l30.net
    混ざってる混ざってる
    35 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 20:32:24.534 ID:0/auim7Q0.net
    男「意外とネタ出しの時点で手こずりますね」

    貞子「このままだとただひたすら時間を無為にするだけね」

    男「じゃあネタも決まらないし、とりあえず最初の挨拶だけでも撮っておきますか」

    貞子「挨拶?」

    男「基本的にユーチューバーって、動画の最初に挨拶が絶対に入るでしょ」

    男「だからとりあえずそれだけでも撮っちゃいません?」

    貞子「挨拶って急に言われても。すぐには思いつかないなあ」

    男「まあまあそんな深く考えずに。名前言って、簡単な自己紹介をすればいいだけですよ」

    貞子「…………」

    男「あの、山村さん? もう撮ってますんで何か喋ってもらえます?」

    貞子「無理、緊張しすぎて死にそう。ほら頭どころか顔まで真っ白」

    男「山村さん、それはもとからです」
    36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 20:44:50.784 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「こんなに緊張したのは初めての舞台以来かも」

    男「舞台? 山村さん、生きてた時は何をやってたんですか?」

    貞子「舞台女優。一年もやってなかったけど」

    男「本当に? 本当だとしたら今日一番の驚きなんですけど」

    貞子「どうも信じられないみたいだね。これでも人を真似るのが上手なんだよ?」

    男「じゃあ何か見せて頂けません?」

    貞子「ブンブン!ハローユーチューブ!」

    男「うめえ! 何気にブンブンのところまで完璧だ!」

    貞子「どう? これが貞子の実力よ?」

    男「じゃあカメラ回すんで、今のもう一度やってくださいよ」

    貞子「バーイ!」

    男「カメラ回した途端テレビに帰ろうとしない!」
    37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 20:59:34.339 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「やっぱり緊張しないなんて無理」

    男「何がそんなに緊張するんですか」

    貞子「だって何百万人って人が動画を見るのかもしれないのよ?」

    男「今のところ、その心配は全く必要ないですよ」

    貞子「それに動画を見た人が必ずしも好意的とは限らないでしょ」

    貞子「心無い感想なんか見た日には、その人のこと呪殺しちゃうかも」

    男「それならもう動画撮るのやめます?」

    貞子「それもイヤ」

    男「山村さん……言わないでおこうと思いましたけど、非常にめんどくさい性格してますよよね」

    貞子「こんな性格じゃなきゃ貞子なんてやってないから」

    男「まあでもここまで来たからには、動画は撮りたいですよね」

    男「緊張しない方法か……あっ、こういうのはどうです?」

    貞子「何か案が浮かんだの?」
    38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 21:10:52.482 ID:0/auim7Q0.net
    男「山村さんって最初、井戸から出て来たじゃないですか?」

    男「だからもう慣れるまではその井戸の中から喋ればいいんじゃないですか?」

    男「これならカメラにも映らないし緊張も薄れるますよ」

    貞子「あなたって本当にとってもスマートね」

    貞子「でも顔を全く出さないのってどうなんだろう?」

    男「それなら毎回少しだけ井戸から顔を出せばいいんですよ」

    男「そうすることで顔も覚えてもらえますし、かえって不気味さも増すと思うんです」

    貞子「いい、すごくいいと思う。それなら貞子でもできそう」

    男「よし、そうと決まればさっそく撮っていきましょう!」

    貞子「ええ。目指すはナンバーワンユーチューバー!」
    39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 21:26:29.663 ID:0/auim7Q0.net
    男「やっとなんとか挨拶だけは撮影できましたね」

    男「いやあ、途中何回かスマホやパソコンがおかしくなったりして大変でしたけどね」

    貞子「……」

    男「どうしたんですか?」

    貞子「何気に井戸から這い出て来る自分を見るのが初めてだったから」

    男「いや、そんな遠くから動画を見るほど怖いんですか」

    男「まあひょっとしたらこの井戸からのシーンだけでも100万再生行っちゃうかもしれませんね」

    貞子「そういう手抜きは駄目。やるからにはしっかり最後までやるんだから」

    男「ここまでやったんですし最後まで付き合いますよ」
    40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 21:46:36.815 ID:0/auim7Q0.net
    数日後


    貞子「こんな山奥で何するの?」
    男「それは目的地に着いてから説明しますよ」

    貞子「さっきも同じ質問したけどなんで?」

    男「いや、だって山村さんってば、僕が出すアイディアを悉く却下するじゃないですか」

    貞子「だってぇ」

    男「だって、じゃない」

    貞子「昨日なんて『井戸の中の水飲み干してみた』とか『色んな井戸を紹介します』とか」

    貞子「井戸系のネタしか提案してくれなかったじゃない」

    男「そういう山村さんの考えたネタだって『紐無しバンジージャンプに挑戦』みたいなヤバイのとか」

    男「『出やすいブラウン管テレビはどれか』とか」

    男「反応に困るネタばかりじゃないですか」

    貞子「紐無しバンジージャンプはありだと思うんだけど」

    男「それをやるのが僕じゃなくてあなたならね」

    貞子「高いところはあまり得意じゃないの」
    41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 21:52:26.716 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「それにしてもこんなに歩いたのは久々。さすがに疲れてきちゃった」

    男「僕もですよ」

    男「ここまで来るのに電車とかバスとか使えないから、レンタカーで来るしかなかったし」

    貞子「私は車なんてほとんど乗ったことがなかったから楽しかったよ」

    男「それはよかったです。おっ、やっと着きましたね」

    貞子「これは……滝?」

    男「そうです。今から山村さんには滝に打たれて頂きます」

    貞子「全然意味が分からないんだけど」

    男「企画についてはこれから説明します」
    42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 22:04:02.283 ID:rviv+4l30.net
    貞子と滝ってあんま馴染みないな
    43 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 22:06:36.178 ID:0/auim7Q0.net
    男「自分で言うのもなんですけど、真面目にこれはなかなかイケるネタだと思うんです」

    貞子「説明して」

    男「ズバリ、今回の企画は『メチャクチャ色白の人、どこまで色白になれるか選手権』です」

    男「山村さんって怖いぐらい白いじゃないですか」

    貞子「ご覧の通り、死んでから半世紀経ってるからね」

    男「だけど頑張ればもっと色白になれるんじゃないかなっと思いまして」

    貞子「……かろうじて企画の主旨は理解できたけど、それと滝に何の関係が?」

    男「だから色が白くなりそうなことの1つとして滝修行してもらおうかなって」

    貞子「あなた、正気?」

    男「最初は冷凍庫に山村さんを一時間ぐらい突っ込むって案も考えたんですけど」

    男「さすがに叩かれそうなんでやめました」

    貞子「……」

    男「あと呪い殺される危険性を感じたんで」
    44 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 22:10:14.327 ID:rviv+4l30.net
    あんまイラっとさせると普通に殺されそう
    45 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 22:18:05.290 ID:0/auim7Q0.net
    男「山村さんが滝に打たれてるってだけで、絵的にも面白いと思うんですよね」

    貞子「……なんかイヤ、この企画」

    男「またそんなことを。ちなみにどうして?」

    貞子「やる前から結果が見えてるじゃない、これ」

    貞子「貞子はずっと暗い井戸の底にいるんだし」

    男「……じゃあ勝負しませんか?」

    貞子「勝負?」

    男「山村さんにだけ滝に打たれろとは言いません。僕も一緒に打たれます」

    男「それでどっちが長い時間、打たれ続けられるか勝負しましょう」

    貞子「……」

    男「これでもダメですか?」
    46 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 22:33:17.823 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「……」
    男「……」

    貞子「……わかった。そこまで協力してくれるっていうならやってあげる」

    男「山村さん……!」

    貞子「そもそもユーチューバーやりたいって言ったのは貞子だしね」

    貞子「その代わり覚悟することね。本気でやるから」

    貞子「貞子に勝負を挑むってことがどれほど恐ろしいことか教えてあげる」

    男「望むところです」
    47 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 22:33:35.224 ID:OyaeX3gda.net
    山村さんって呼び方新鮮だななんか
    48 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 22:48:56.225 ID:0/auim7Q0.net
    2日後


    貞子「まだなの? あとどれぐらいできるの?」

    男「僕も初めてなんで本当に合ってるのか不安ですけど、これでアップできると思いますよ」

    貞子「早く早く」

    男「ソワソワしすぎですよ。落ち着いてください」

    貞子「だって初めての動画だよ? もうすぐ貞子がねっとでびゅーするんだよ?」

    男「本当なら昨日には動画はアップできてたはずなんですけどね」

    貞子「それはあなたが悪いんでしょ?」

    男「いやまあ、滝修行が終わった後にケーキを顔にぶつけたのは僕が悪かったですよ」

    貞子「なんであんなことをしたのか。理解に苦しむわ」

    男「だから昨日もさんざん説明したじゃないですか」

    男「山村さんが滝に打たれても変わらないってことは分かってたんで」

    男「ケーキをぶつけられたら貞子も真っ白になっちゃいました、ってオチにしようとしたって」
    49 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 22:51:36.405 ID:rviv+4l30.net
    事件にならなくてよかった
    50 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 23:05:16.346 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「あなたってけっこう頭おかしいでしょ」

    男「山村さんがそう言うってことは本当におかしいかもしれませんね」

    貞子「貞子の周りの人間も割と特殊な人が多かったから」

    男「そういう山村さんは?」

    貞子「それ、わざわざ言わなくちゃ駄目?」

    男「いや、聞かなくても少しは想像がつくんで。……あっ」

    貞子「もしかして動画がネットに上げられたの?」

    男「そうみたいですね。さっそく確認してみましょっか」


    アァ……ザザザッ……ブンブンザザッハイドウモー……ヤマムラサダコデスゥザザッ……


    貞子「……」

    男「……」

    貞子「……本当に貞子が画面に映ってる」

    男「ええ。動画はきちんとあげられたようです」
    52 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 23:22:36.244 ID:0/auim7Q0.net
    コレケーキジャナイッ……ザザザ……
            ……゙ツケヤガッタナ! サプライィィィィズ…… ザザザザァ……ヤ、ヤマムラサン……


    貞子「……なんだか不思議な気分だね」

    男「不思議な気分?」

    貞子「だってもう世界のどこでも貞子の姿が見れるんでしょ?」

    男「ええ。貞子って検索すれば、みんながみんなこの動画を見ることができるんですよ」

    男「まあ実際にはそんな簡単には見てもらえないとは思いますよ?」

    ザザザザザザザ    ナンデケーキナンテザザザザ……
         ……ザサ……
                        ヤマムラサンオチツイテ ザザザサザ………

    貞子「……ありがとね」

    男「急にどうしたんですか?」

    貞子「本当はもっと早くお礼を言いたかったの。でも、なかなか言えなくて」

    貞子「本当にありがとう。フフフッ……」

    男「山村さん?」


    ……ユ、ユルシテゴメン……ショウモンバカリシテルト……ザザザザザザザザザザザザサザ ザザ
    53 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 23:23:52.017 ID:rviv+4l30.net
    ((( ;゚Д゚)))
    56 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/17(土) 23:42:53.613 ID:0/auim7Q0.net
    貞子「ねえ。あなたは何も考えなかったの?」

    男「おっしゃってる意味がよく分からないです」

    貞子「貞子のビデオ、あれがどういうものかってあなたは知ってるでしょ」

    男「見たら死ぬビデオでしょ? 一週間後か、13日後か、二日後か詳しい日数は知らないですけど」

    貞子「日数なんてどうでもいいの」

    貞子「それよりどうしてそのビデオを見た人間は死ぬのか、分かる?」

    男「それが呪いのビデオだからでしょ?」

    貞子「呪いはビデオにしか宿らないと思ってるの? 呪いは映像にしか宿らないの?」

    貞子「不幸の手紙ならあなたでも分かるでしょ?」

    貞子「あれって文字そのものに呪いが宿ってるって考えていいんじゃない?」

    男「……山村さん、話がまとまってなくて全然分からないですよ」

    貞子「じゃあこう聞けば分かるかな? あなたが見た呪いのビデオ」

    貞子「そのビデオに込められた呪いの根源は何? 誰?」

    男「……山村貞子」
    59 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:01:18.616 ID:QkXqqxe60.net
    貞子「そう。呪いの根源はこの山村貞子」

    貞子「じゃあこのパソコンの画面に映っているのは?」

    男「山村さんですね」

    貞子「もう最後まで言わなくても分かるよね?」

    男「呪いは飽きたって言ってませんでしたっけ?」

    貞子「だからこそ新しい呪い方を試してみたくなった。おかしくないでしょ?」

    男「……」

    貞子「世界中の人間が見られる動画だったら広がり方もすごいだろうね」

    男「どうでしょうね。ネットにあがってる動画のほとんどは埋もれてくんですよ」

    男「案外、数人が見て呪われて、それで終わるって可能性のほうが高いかもしれませんよ」

    貞子「どうだろうね。それはやってみなくちゃ分からない」

    男「いや、『ネットにリンクを張って自分以外の人間に見せたら呪いが解ける』」

    男「そんな噂を流せば、案外簡単に動画は広がるかもしれませんね」

    貞子「え?」
    60 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:02:52.182 ID:22aeU22j0.net
    やめろ!そんなことしちゃいけない!
    61 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:03:37.875 ID:idIrMcbe0.net
    (´・ω・`)・ω・`) キャー
    /  つ⊂  \
    62 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:14:51.118 ID:QkXqqxe60.net
    男「山村さん。今度は僕が質問してもいいですか?」

    貞子「何?」

    男「山村さん。どうして僕は、あの呪いのビデオを持ってたんだと思います?」

    貞子「……あなた、もしかして」

    男「はい。死んでもいいって思ってたんですよ」

    男「あーべつに深い理由はないですよ」

    男「なんか人生が退屈で、なんで生きてんのかなあって。そんな感じのかったるいやつです」

    男「そしたらたまたま親戚が呪いのビデオを持ってるって聞いたんです」

    貞子「じゃあこのビデオを見るためだけにあの古いテレビを?」

    男「そう、買ったんですよ。まあビデオが本物とは思いませんでしたが」

    貞子「……死にたがってた割には、貞子が出てきたときはえらく驚いてたようだけど?」

    男「誰だってテレビから人が出て来たら、死ぬほど驚きますよ」
    63 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:20:12.843 ID:22aeU22j0.net
    なるほど
    64 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:28:17.451 ID:QkXqqxe60.net
    貞子「じゃあ動画を撮ることの危険性にも気づいてたの?」

    男「確信があったわけじゃないですけどね」

    男「それに積極的に誰かを呪いたいわけでもありませんでした」

    男「でも、動画を撮って、それをネットに上げて、その結果山村さんの呪いが広がっても、まあいっかって考えてました」

    貞子「呪いのことについて一切聞いてこなかったのは、どっちでもよかったからってこと?」

    男「ええ。僕以外のことなんてどうでもよかったんで」

    貞子「酷い人。最低だね」

    男「……ああ、だけど山村さんに呪いのことを聞かなかったのには、もう一つだけ理由があります」
    65 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:40:42.634 ID:QkXqqxe60.net
    貞子「へえ。興味があるから聞いてあげる」

    男「今言ったとおり僕は動画を撮ることの危険性には気づいてました」

    男「でもだからこそ、その話題には極力触れないように気を付けました」

    男「山村さんにそのことを聞いたら、どうなるのか予想もつきませんでしたしね」

    貞子「呪い殺されるとでも思ったの?」


    ザザザザザザザザザザザザザザ……


    男「いいえ。動画の撮影をやめるって言うかと思って」

    貞子「どういうこと?」

    男「だってもし仮に、山村さんが呪いを広げようなんて微塵も思ってなかったら、ですよ?」

    男「僕が勝手に疑ったてことになるでしょ?」

    男「それがバレたら山村さん、拗ねて動画を撮るのをやめるって言うかもって考えたんです」

    貞子「……動画の撮影、やめてほしくなかったの?」

    男「はい。山村さんと動画を撮るの、とっても楽しかったんで」

    貞子「……」
    67 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:46:42.277 ID:VpvtHmkBa.net
    流れ変わったな
    68 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 00:58:08.324 ID:QkXqqxe60.net
    貞子「何それ?」

    男「そのままの意味ですよ。山村さん、面倒くさい性格してるから」

    貞子「……」

    男「山村さんも薄々気づいてたと思いますけど、僕、友達が全然いないんです」

    男「山村さんといる間、特に誰とも連絡を取ってなかったでしょ?」

    貞子「確かにそれは気づいてた。というか、分かってた」

    男「そういえば山村さんって予知なんかもできるんでしたっけ?」

    貞子「そんなんじゃないよ」

    貞子「貞子も友達なんていたことなかったの、ずっとね。だから分かっちゃった」

    男「……じゃあもしかして山村さんも楽しかったですか?」

    貞子「動画撮影のこと? うん、まあまあかな」

    男「まあまあ? 微妙な評価ですね」

    貞子「滝に打たれたり顔にケーキぶつけられるなんてことがなかったら、また違ったかも」
    71 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 01:15:55.032 ID:QkXqqxe60.net
    ザザザザザザ……ザザザザザ……


    男「山村さんには合わなかったみたいですね。死ぬ気で提案したのになあ」

    貞子「その心意気だけは認めてあげる」

    男「心意気だけかあ。まあ、ありがとうございます」

    貞子「じゃあついでに。その心意気を買って、1つだけ教えてあげようか」

    男「教える?」

    貞子「そう。貞子の呪いについて」

    男「……」


    ザザザザザザザザザザ……  
                   …… ザザザザザ ザザザ ……ザサザ ………
    72 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 01:22:03.880 ID:QkXqqxe60.net
    貞子「今回の貞子の呪い。それは……」


















    貞子「ドッキリでーす」テッテレー


    男「……は?」
    75 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 01:37:03.321 ID:QkXqqxe60.net
    男「…………え? どっきり? ドッキリ?」

    貞子「そう、ドッキリ」

    男「あの、山村さん。山村さんは本当にドッキリが何なのか分かってます?」

    貞子「あ、また人をそうやって年寄り扱いする」

    男「いや、だってドッキリってことはつまり……え、どういうこと?」

    貞子「状況が呑み込めないみたいだね。じゃあこう言えば伝わる?」

    貞子「今回上げた動画には呪いは一切込められていません」

    男「……嘘でしょ?」

    貞子「嘘じゃありません」

    男「じゃあ今のくだりはなんだったんですか? 僕、騙されてたってこと!?」

    貞子「あ、やっと見たかった顔が見れた」
    76 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 01:38:19.665 ID:22aeU22j0.net
    エス展開かと思ったら違うのか
    77 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 01:51:19.347 ID:QkXqqxe60.net
    貞子「どう? 実にユーチューバーらしい企画じゃない?」

    男「なんか納得がいかないんですけど」

    貞子「誰も呪われないし誰も死なない。そのことに不満が?」

    男「そうじゃないですけど。もしかしたらあの動画、山村さんのは意思とは関係なく呪われてるかもしれませんよ」

    貞子「また意地悪なことを言うね。だけどその可能性はない、かな」

    男「どうしてそう言い切れるんです?」

    貞子「実は今回、あなたに会って、貞子は生まれて初めてあることをしたの。何か分かる?」

    男「そんなの分かるわけありませんよ……いや、そういえば一個だけあるな」

    男「井戸から這い出て来る自分を見たのは初めて。そんなこと言ってませんでした?」

    貞子「すごいね。大正解」
    78 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 02:01:02.653 ID:3HabhRll0.net
    呪いのビデオです→違いますで二重ドッキリになる予定だったのか
    79 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 02:10:26.473 ID:QkXqqxe60.net
    男「でもそれが呪いと、どういう関係があるんですか?」

    貞子「あくまでこれは推測ね」

    貞子「最初に撮影をした時点の動画はね、おそらく呪われていたと思うの」

    男「じゃあどうして今は呪いが無くなったんですか?」

    貞子「さっきも言ったとおり、貞子がその映像を見たからよ」

    貞子「言うまでもなく貞子は呪いそのもの。そしてその貞子が呪われた動画を見た」

    貞子「その結果、呪いどうしは反発して打ち消しあってしまった」

    男「……だからあの動画は呪われてないってことですか?」

    貞子「少なくとも、あの動画が呪われてないのは間違いないよ」

    男「呪いが反発して消える。そんなこともあるんですね」

    貞子「本当のところは分かんないけど」

    貞子「……ううん、やっぱり今の仮説は間違ってるのかも」

    男「えぇー、違うんですか? 今の今まですごいドヤ顔で説明したのに?」
    81 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 02:13:38.957 ID:3HabhRll0.net
    ゆで理論かな
    84 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 02:30:07.376 ID:QkXqqxe60.net
    貞子「さっき貞子が動画撮影はまあまあだったって言ったこと、覚えてる?」

    男「さすがにまだ覚えてますよ」

    貞子「山に連れてかれて急に滝修行させられたり、ケーキを顔に叩きつけられたりしたのは」

    男「まあまあだったんでしょ?」

    貞子「うん。だけどあなたといたこの数日間は最高に楽しかったよ」

    男「……」

    貞子「それに嬉しかった。誰かとこんな馬鹿げたことを一緒にするなんて、今まで一度たりともなかったし」

    貞子「……最高に楽しかった。だから呪いが吹き飛んだ」

    貞子「案外、これこそが呪いが吹き飛んだ答えなのかもね」

    男「よく分かりません、僕には」

    男「だけど1つだけ間違いないのは、僕は山村さんのドッキリにしっかり引っかかったってことです」

    貞子「見事な演技だったでしょ?」

    男「はい。さすが舞台女優です」
    85 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 02:30:16.025 ID:w7Xf2AEb0.net
    なんか貞子が可愛く思える
    86 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 02:46:18.321 ID:QkXqqxe60.net
    貞子「うん、今回は本当に楽しかったよ」

    貞子「欲を言えば、もうちょっと最初の動画が呪われていたってくだりで驚いてほしかったけどね」

    男「べつにまた仕掛けてくれてもいいんですよ?」

    貞子「うーん、今回でユーチューバーは満足しちゃったかな」

    男「そうなんですか? せっかく山村さんのために次の企画も考えて来たのに」

    貞子「いちおう聞いておいてあげる」」

    男「次は『超色白な人、日サロで限界まで日焼けしてみるチャレンジ』です。ちなみに日サロっていうのは……」

    貞子「却下」

    男「えぇー、今度こそけっこう面白い企画だと思ったのに」

    貞子「今度は本当に呪うからね」

    男「もう少しネタを練ってみます」
    87 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 03:10:06.164 ID:QkXqqxe60.net
    男(まあ、そんな感じで僕と山村さんはお別れして、1ヶ月が経った)

    男(彼女はまるで最初から存在していなかったかのように、あっさり僕の前から姿を消した)

    男(それっきり彼女とは一度も会っていない)

    男(彼女がどこに行ったのかも知らない)

    男(井戸に帰ったのかもしれない。違うどこかへ行ったのかもしれない)

    男(それからユーチューブにアップした動画は意外と伸びて、視聴回数は5万回を突破した)

    男(ビデオで呪いを振りまいた山村貞子は、ユーチューブではどんなふうに見えるんだろうか)
    88 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 03:26:43.643 ID:QkXqqxe60.net
    おわり

         ザザザザザザザ……
                          ザザザ……
    89 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 03:27:01.917 ID:QkXqqxe60.net
    読んでくれた人ありがとうございました
    95 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 03:40:34.809 ID:JcpR7CYla.net
    読みやすいし面白かった乙
    97 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/18(日) 04:21:18.971 ID:3HabhRll0.net
    面白かった
    最後まで手のひら返すんじゃないかとハラハラした

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 12:58:04.506 ID:7iVInJLJ0.net
    J( 'ー`ー'ー`)し「カカカーチャンチャン、シシシ進化の秘法にししし失敗して、こここんなななすす姿になななっちゃったYOYOYO。
             毎ターンAI3回行動にHP500回復するから気をつけてね」

    (;`Д)「勝てるか!ざけんなババア!!」
    2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 12:59:35.032 ID:7iVInJLJ0.net
    J( 'ー`ー'ー`)し「あら、「素早さ」が低いわね 引きこもり生活が祟ったわね 私から行くわよ」

    (;`Д)「ちょ、ちょっと待て!まだやるとは言って…」

    J( 'ー`ー'ー`)し [デスカーチャンは鋭い爪でたかしを引き裂いた!]

    (;`Д)「グエァ!」 たかしに90のダメージ! HP:360→290
    3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 12:59:51.269 ID:7iVInJLJ0.net
    J( 'ー`ー'ー`)し [デスカーチャンは身も凍るような雄たけびを上げた!] 「た”か”し”は”ー!!!!!!!ど”う”て”ーーい”!!!!」

    (;゚Д)「やめろ!!近所に聞こえるじゃねえか!!」 たかしに140のダメージ! HP:290→150

    J( 'ー`ー'ー`)し [デスカーチャンは激しく地ならしをした!たかしの積み上げたフィギュアがみるみる崩れていく!]

    (;`Д)「やめろー!!!もう働くからやめてくれー!!!」 たかしに130のダメージ! HP:150→20
    4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:00:03.499 ID:7iVInJLJ0.net
    J( 'ー`ー'ー`)し「 あらやっと分かったの? じゃあこれからはまともにハロワ通いしなさいよ」
    J( 'ー`ー'`)し スススススゥー......!

    (;`Д)「(ハァ…ハァ…!…てか自我最初の後半から崩壊してねぇじゃねえか…! 何、「自我が崩壊して仕方なく」みたいな体(テイ)を装って攻撃してやがんだ…!)」
    5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:00:15.495 ID:7iVInJLJ0.net
    (;`Д)「(だが残念ながらこれは作戦だ… 今の状態のババアなら何とかヤレる!回復してから反撃だ!) 「「ベホアァ!」」 」

    (;`Д)「…?」
    (;゚Д)「!?」

    (;`Д)「ベホアァ!ベホアァ!!」
    (;゚Д)「(何故だ!呪文の最後がうまく唱えられん…!!)」
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:00:27.540 ID:7iVInJLJ0.net
    J( 'ー`ー'`)し「…最初の一撃で首にある”マ”を唱える際に必要な神経を切っておいたの。あなたはコスパ厨だから魔法学校でそれぐらいしかキチンと習得してなかったわよね。
            おかげであなたの呪文を封じるのに手間取らなかったわ…」

    (;゚Д)「しまっ…!」

    J( 'ー`ー'`)し [デスカーチャンはメラガイアーを唱えた!]

    (;`Д)「ウギャー!!!!!」 ドンッ!


    おわり
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:03:56.458 ID:og1R0NVBd.net
    ワロタw
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:19:23.046 ID:LKB12NAI0.net
    スピード感がすごい
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:01:03.275 ID:7GhuSduO0.net
    なんだよこのスレ
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:01:15.311 ID:KEhqwSfS0.net
    ただのダグトリオ
    12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:10:39.726 ID:s+PUexg/d.net
    三つ子かよ
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:12:14.809 ID:LhyjFKck0.net
    隣の家がこれだったわ
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/03(土) 13:00:48.959 ID:G7jQ6QTe0.net
    みんなもこのままだとカーチャンがこうなるから早めに仕事探せ

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 20:50:30.636 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ5「あぁ!?やんのか新入り?」

    DQ11「そんな事よりアルス先輩、幼馴染について語り合いましょうよ!」

    DQ7(僕に話を振らないでよ!)

    DQ8(居づらい…)←裏切り者
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:01:29.340 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ7「マリベルかー…なんか我が強くて…でも頼りになるし、戦闘中メタル系のモンスターが出た時の反応とか…」ブツブツ

    DQ11「分かります分かります!」

    DQ11「エマも他の女の人に取られたくないのか一々『幼馴染の』ってつけるのが可愛いんですよー!」

    DQ5「チッ、あんな図太い女のどこがいいーんだか」

    DQ11「自分で世話する気のない魔物を押し付けたり人の結婚の試練についてきたり、相手の婚約者の式場そのまま使う奴に言われたくねーけどなぁ!?」

    DQ7「それにさマリベルって僕が言えない事とかズバっと言ってくれるんだ、離脱した時は確かに戦力的にも辛かったけど、あの時マリベルがいたらあの村人達にも…」ブツブツ
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:12:26.228 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ5「んだとぉ!?表出ろやぁ!!」

    DQ11「やってやんよ、インフレの力見せてやる!」

    DQ5「こいやぁ!プオーンプチタークシーザー!!」

    DQ8「ちょっ、アルス先輩止めた方がいいんじゃないですか!?」

    DQ7「それにマリベルが僕に回復魔法をかけてくれた時の顔がさ忘れられないんだ、あの顔を見るだけでHPだけじゃなく心まで」

    DQ8「聞いてますか!?おーい?」

    ???「何やってんだお前ら!?」
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:21:19.470 ID:Pe2Zk3eo0.net
    5 11「「ソロさん!!」」

    DQ4「こんな店先で全く」
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:39:06.635 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ5「ソロさん聞いてくださいよ!!」

    DQ11「ソロさんは僕の味方ですよね!!」

    DQ4「ちょっと待て、今4の倍数に聞く」

    DQ8「かくかくしかじか」

    DQ4「なるほど…」
    12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:42:48.076 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ4「結果的に言うと、これはイレブンが悪い」

    DQ5「っしゃあ!」

    DQ11「え!?」

    DQ4「人の匙加減があるのに、頭ごなしに否定するのは良くないな」

    DQ11「…すみません」

    DQ4「まあ、イレブンの気持ちもわかる」

    DQ4「俺も幼馴染好きだからな、…の前で言うのは恥ずかしいが///」

    DQ5「・・・」
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:46:14.146 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ4「でもさっきも言った通り人によって幼馴染は違う、幼少期から旅してきたリュカからしたらビアンカが幼馴染なんだろう」

    DQ5「」コクコク

    DQ11「ちょっと待ってくださいよ!リュカさんには他に繋がりの厚い幼馴染がいるじゃないですか!!」

    DQ5「え?」

    DQ4「…誰だ?」

    DQ11「ヘンリーさん」

    4 5 8「」

    DQ7「そういうところマリベルは可愛くて///」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:49:27.630 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ8「え…何言ってるの?イレブン君」

    DQ11「僕幼馴染に性別なんて関係ないと思うんですよ!」

    DQ5「コイツヤベエ」

    DQ4「いやでも」

    DQ11「女主人公になれるソロさんなら分かりますよね!!」

    DQ4「え…まあ、うん…」
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:53:42.201 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ4「いやでも、同性愛とかそういうのってますます一人一人の意識の差が大事だと思うし…」

    DQ4(エイト、助けてくれ〜)

    DQ8「え、えーと…そうだそろそろ城に帰らなくちゃ!」

    DQ8「嫁さんが待ってるぞ〜!」

    DQ11「嫁…?エマ…?そうだ、心配させないうちに帰らないと」

    4 5 8(ホッ)
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 21:56:13.084 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ7「ブツブツ」

    DQ8「アルス先輩、聞こえてますかー?」

    DQ7「え?エイト君?」

    DQ8「そろそろ僕たち帰りたいんで、石版お願いします」

    DQ7「ああ…うん、分かった」
    19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 22:02:13.412 ID:Pe2Zk3eo0.net
    DQ7「お疲れ様でしたー」


    DQ8「お疲れ様でーす」

    ひゅいいいいいうぃうぃうぃうぃうぃうぃうぃー

    DQ11「あの、リュカさん、今日はすみませんでした」

    DQ5「ああ、うん、こっちこそごめんね」

    DQ11「お疲れ様でした」

    DQ5「お疲れ様ー」

    ひゅいいいいいうぃうぃうぃうぃうぃうぃうぃー

    DQ4「おつかれー」

    ひゅいいいいいうぃうぃうぃうぃうぃうぃうぃー
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 22:07:32.107 ID:Pe2Zk3eo0.net
    こうやってみんな幼馴染の元に戻っていく

    一人を除いて

    DQ4「本当みんなまだまだ子供なんだよな」

    「・・・」

    DQ4 「でも幼馴染を好きになるってなんとなくわかる気がするんだ、俺もシンシアの事好きになってたしさ///」

    「・・・」

    DQ4 「からかうなよ///全く、シンシアはいつもそうだ…あの時だって…あの…とき」

    「・・・」

    DQ4 「ごめん、なんでもないよ」

    DQ4 「おやすみシンシア、愛してるよ」

    ただの切株「・・・」


    終わり
    21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 22:12:12.004 ID:gpBh/6fb0.net
    まぁどう見てもシンシア復活とかじゃないしな
    なんなら4主人公も死んでそうだし
    22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 22:15:00.029 ID:h5BbiWe60.net
    4の主人公ってDQ屈指の闇深主人公だよね
    殺された幼馴染蘇生させずに怨敵の恋人に世界樹の花使うとか絶対どっかぶっ壊れてるよ
    25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 22:19:06.459 ID:h5BbiWe60.net
    エマはかわいいのは禿しく同意するけどベロニカの方がヒロイン度は高いよね
    23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/30(火) 22:15:24.060 ID:jflHrSGL0.net
    11のヒロインはゴリアテちゃんだろ

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:24:30.263 ID:uMPJfVkTa.net
    休み時間 教室

    ヴィーシャ「あの……バルスさん。」

    スバル「俺の名前は、スバルだぞ。」

    ヴィーシャ「あっ、ごめんなさい。間違えてしまいました……。」

    スバル「まぁ、別にいいけど。で、何で俺に話しかけたんだ?」

    ヴィーシャ「前から皆さんにお聞きしたい事があったのですが……。」

    スバル「?」





    ヴィーシャ「バル……スバルさんは、私の名前をフルネームで言えますか?」
    2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:27:09.933 ID:uMPJfVkTa.net
    スバル「フルネーム?」

    ヴィーシャ「自己紹介の時に名乗りましたよ。」

    スバル「そう言えば……そうだったな。(全然覚えてねぇ。)」

    ヴィーシャ「覚えてますか?」

    スバル「……。」

    ヴィーシャ「そ、そうですか……。」

    スバル「(あの頃は、情報量が多かったからなぁ。)」

    ラム「前から思っていたけど、あなたのフルネームは、覚えづらいわ。」

    スバル「姉様。」
    3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:30:20.738 ID:uMPJfVkTa.net
    ラム「えっと……ヴィクトリーヤ?」

    ヴィーシャ「ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフです。」

    スバル「な、長い……。」

    ラム「……よくそれを噛まずに言えるわね。」

    ヴィーシャ「……自分の名前ですから。」
    4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:35:24.991 ID:uMPJfVkTa.net
    スバル「そう言えば姉様は、この人と同じ給食委員だったよな。二人っきりの時、何て呼んでるんだ?」

    ヴィーシャ「(この人……。)」

    ラム「覚えづらいから『あなた』と呼んでるわ。」

    スバル「そっか〜……。」

    ヴィーシャ「……あの、でしたら私のことは、ヴィーシャと」

    スバル「そうだ!」

    ラム「何?急に大声出さないで。煩いわ。」

    スバル「あだ名を付けよう!そうすりゃ覚えやすくなる!」

    ヴィーシャ「え?」

    めぐみん「ん?あだ名?」ピクッ
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:39:19.326 ID:uMPJfVkTa.net
    ラム「成る程。あだ名があれば呼ぶ時困らない、良い考えね。」

    スバル「だろだろ!」

    ラム「バルスもたまには、役に立つのね。」

    スバル「姉様は、相変わらず辛辣だな……。」

    めぐみん「あだ名なら私に任せて下さい!」

    ヴィーシャ「……。」

    ヴィーシャ「(私には、『ヴィーシャ』という愛称があるのですが……。)」

    ラム「突っ込む暇があるならさっさと考えなさい。」

    スバル「姉様も考えろよ。」

    めぐみん「私を無視しないで下さい!」

    ヴィーシャ「(見知らぬ地で出会った新しい仲間に新しいあだ名を付けられる……悪くありませんね!)」ワクワク
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:42:28.809 ID:uMPJfVkTa.net
    スバル「う〜ん……。」

    ラム「……。」

    スバル「う〜ん……。」

    ラム「……。」

    スバル「う〜ん……。」

    ラム「……。」

    ヴィーシャ「(苦戦してますね……。)」

    スバル「(本名何だっけ?)」

    ラム「(この前蒸かし芋を沢山食べていたから……『蒸かし芋』で決まりね。)決まったわ。」





    『蒸かし芋』は、即ボツになりました。

    ラム「チッ。」
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:46:43.630 ID:uMPJfVkTa.net
    スバル「(確か本名は、ヴィク……何とかだから……。)」

    スバル「(ヴィク……ヴィク……!)」

    スバル「(これだ!)」





    スバル「ヴィク子だ!」

    ラム「は?」

    ヴィーシャ「ヴィ、ヴィクコ?」

    スバル「ど、どうだ?」

    ラム「……。」

    ヴィーシャ「……。」

    ラム「流石バルス、微妙なネーミングセンスね。」

    スバル「蒸かし芋に言われたくねえよ……。」
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:50:08.561 ID:uMPJfVkTa.net
    ヴィーシャ「……。(ヴィクコのヴィクは、ヴィクトーリヤのヴィクなのは分かりますが……ヴィクコのコはどこから?)」

    ヴィーシャ「……。」

    ヴィーシャ「!」

    ヴィーシャ「(セレブリャコーフのコ!)」

    ヴィーシャ「(『ヴィク』トーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャ『コ』ーフ、略してヴィクコ……。)」

    ヴィーシャ「……凄く微妙ですね。」

    ラム「ほら、彼女も微妙って言っているわ。」

    スバル「」
    10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:52:47.573 ID:LBHAhUHBa.net
    ヴィンヴィン丸
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:53:10.440 ID:uMPJfVkTa.net
    スバル「ヴィクりん!」

    ヴィーシャ「……。」

    スバル「ヴィクちー!」

    ヴィーシャ「……。」

    スバル「ヴィクっち!」

    ヴィーシャ「……。」

    スバル「ヴィクたん!」

    ヴィーシャ「……。」

    めぐみん「ヴィクヴィク丸!」

    ヴィーシャ「……。」

    ラム「全滅ね。」

    スバル「マ、マジかよ……。」
    12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 22:57:47.831 ID:uMPJfVkTa.net
    スバル「相手が気に入るあだ名を考えるって案外難しいんだな。」

    ヴィーシャ「ごめんなさい。一生懸命考えてくれたのに……。」

    ラム「気にしなくていいわ。悪いのは、微妙な名前しか思い付かないバルスなのだから。」

    スバル「……。」

    めぐみん「(何故私は、空気なのだろうか……。)」

    ターニャ「騒がしいな。何をしている。」

    スバル「ターニャ。」

    ヴィーシャ「(説明中)」

    ターニャ「成る程……。」

    スバル「なぁ、もしよかったらターニャも一緒に考えてくれよ。」

    ターニャ「断る。私には、必要無いからな。」

    スバル「えっ?」
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 23:06:04.604 ID:uMPJfVkTa.net
    ターニャ「ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ中尉……私は、彼女の名前をフルネームで言える。」

    ヴィーシャ「少佐……("⌒∇⌒")」

    ラム「あ、あなた凄いわね。ラムより小さいのに……。」

    ターニャ「当然だ。私が部下の名前も覚えられない無能ならとっくの昔に戦死している。」

    スバル・ラム・めぐみん「「「……。」」」←クラスメートの名前を覚えられない無能。





    スバル「……ん?」

    ターニャ「?」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 23:16:54.898 ID:uMPJfVkTa.net
    スバル「ターニャ、この人のフルネームをもう一度言ってくれないか。」

    ターニャ「?……ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ中尉。」

    スバル「……これだ!」

    ヴィーシャ「何か閃いたみたいですね。」

    ラム「どうせまた微妙な名前でしょ?容易に想像出来るわ。」

    めぐみん「私は、悪くないと思います。」





    ヴィーシャ「う〜ん……悪くないですね。」

    めぐみん「ちょっと堅苦しくないですか?」

    ラム「バルスのくせに普通ね。」

    ターニャ「あだ名なんてそんなものだろ。」

    スバル「じゃあこれで決まりだな!」
    16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 23:24:40.770 ID:uMPJfVkTa.net
    翌日

    スバル「おはよう中尉!」

    ヴィーシャ「スバルさん、おはようございます。」

    ラム「中尉、おはよう。」

    ヴィーシャ「ラムさん、おはようございます。」

    グランツ「……大隊長殿、何故みんなセレブリャコーフ中尉の事を『中尉』と呼んでいるのですか?」

    ターニャ「アレは、あだ名だ。セレブリャコーフ中尉は、名前が長いからな。」

    グランツ「あだ名……ですか。」

    ターニャ「そうだ。」

    グランツ「……。」

    ケーニッヒ「……。」

    ノイマン「……。」

    ターニャ「何だ?言いたいことがあるなら言え。」

    グランツ「大隊長殿……。」





    グランツ「自分達も中尉なのでややこしいです。」

    ターニャ「……あ。」


    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/12(金) 23:35:35.633 ID:uMPJfVkTa.net
    オマケ

    めぐみん「う〜ん、う〜ん……。」

    ダクネス「カズマ、めぐみんは何をしているんだ?」

    カズマ「ヴィク何とかさんのあだ名を考えてるんだとさ。もう決まってんのに。」

    ダクネス「ヴィク……ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ殿の事か。」

    カズマ「お前よく覚えられるな……。」

    ダクネス「私の本名も長いからな。」
    ※ダクネスの本名は、ダスティネス・フォード・ララティーナです。

    めぐみん「う〜〜ん……。」

    ダクネス「で、何故めぐみんは、セレブリャコーフ殿のあだ名を考えているんだ?もう決まっているのだろ?」

    カズマ「確か『本編では、空気だったからオマケで目立ちたい。』って言ってたな。」

    ダクネス「……どういう意味だ?」

    カズマ「さあ。」

    めぐみん「決まりました!」

    カズマ「おっ、めぐみんの無駄な努力が終わったぞ。」

    ダクネス「無駄な努力……。(確かにそうだな。)」





    めぐみん「『はやみん』!」

    カズマ「……。」

    ダクネス「……。」

    カズマ・ダクネス「「は?」」

    めぐみん「ヴィク何とかさんのあだ名ですよ!良い名前だと思いませんか!?」

    カズマ・ダクネス「「(何だその意味不明な単語は……。)」」

    当然、浸透しませんでした。

    めぐみん「(´;ω;`)」

    カズマ「当たり前だろ。」

    ダクネス「なあ、『は』と『み』と『ん』は、どこから取ったんだ?」


    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:24:51.493 ID:/4q0TDTF0.net
    ※書き溜めです



    勧誘「神はいます」

    ぼく「そりゃいるだろ、先週一緒に飲んだばっかだよ」

    勧誘「え?」

    ぼく「ん?」

    勧誘「いえ、それは神ではありません」

    ぼく「は?えっと、神だよね?万物の創造主で、我らの父で、唯一神の、ヤハっさん」

    勧誘「や、やは…?そ、そうですが…」

    ぼく「なーんだやっぱ神じゃん、あいつとは長いの?付き合い」

    勧誘「は、いや、付き合いとか」

    ぼく「えー、じゃあ俺の方が親しいんじゃね?産まれたときからの仲だもん」

    勧誘「やはりそれは神ではありません!」

    ぼく「え?神だけど、もしかして神のこと疑ってる?わりと大罪だよ?それ」

    勧誘「違います!」
    2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:25:10.963 ID:/4q0TDTF0.net
    ぼく「ちょっと失礼なこと聞くけど、会ったことあるよね?神」

    勧誘「はい?」

    ぼく「あ、ないのかー、そっかそっかー、あいつ人見知りだもんねえ」

    勧誘「何を言って…」

    ぼく「信仰足りてないんじゃない?あいつ苦手なんだよねー、昔から、信仰薄い奴w」

    勧誘「そんなことありません!」

    ぼく「中野に住んでた時なんか、フィギュア売ってた奴全員エデン追放ww受けるww」

    勧誘「中n…受けません!そんなところに神はいません!」

    ぼく「西五反田だって言いたいんでしょ?知ってる、その前が碑文谷で、その前が中野坂上だったの」

    勧誘「違う!そんなところに神はいない!」
    3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:25:31.790 ID:/4q0TDTF0.net
    ぼく「ええ…じゃあ、どこにいるんだよ」

    勧誘「それは…」

    ぼく「もしかして中村橋のことなら、それも違うよ、あれ別れた元カノの家、知らなかった?」

    勧誘「そんな身近なところにいない!」

    ぼく「結婚の話出たけど、神には性別がないからって、LGBTのGがゴッドだったらよかったのにねって…」

    勧誘「失礼だろ!」

    ぼく「あ、ごめ」

    勧誘「…」

    ぼく「…あ、わかった!青森!青森でしょ!郷…なんとか村!」

    勧誘「新郷村な…って違う!!」

    ぼく「2000年くらい前に息子と行ったらすげー歓迎されて、今も毎年行くって言ってたわ、そっか今青森かあ」

    勧誘「しつこい!!」
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:26:39.167 ID:/4q0TDTF0.net
    ぼく「なんだよもう、怒んなよ…」

    勧誘「だいたいあなた、馴れ馴れしいですよ!初対面なのに!」

    ぼく「そりゃあ、だって、ねえ?ほら…」

    勧誘「なんですか!」

    ぼく「あ、あ…し…てる…からだろ…///」

    勧誘「は?」

    ぼく「うっせ、何度も言わせんな恥ずかしい…愛してるからだよ!お前を!」

    勧誘「はああああ????」

    ぼく「え」

    勧誘「突然何言ってるんですかあなた、ちょっとおかしいですよ!?」

    ぼく「え、なんで」

    勧誘「なんでも何もないでしょう!初対面でいきなり愛してるなんて!普通じゃないですよ!」

    ぼく「……はあ、あのさあ、そういうとこだぞ?」

    勧誘「はい?」

    ぼく「あいつ、あ、神ね?あいつ、大っ嫌いだからね?隣人を愛さないやつ」

    勧誘「…ッッ!!」
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:27:10.519 ID:/4q0TDTF0.net
    ぼく「あ、ごめん、ちょっと電話」

    勧誘「…」

    ぼく『はいはーい、うん、うん、大丈夫だったー?飲んだ後、うん、先週、そう』

    勧誘(飲んだ…先週…?)

    ぼく『あ、そうそう、預かってっからね、カップ、ヤハっさんの』

    勧誘(ヤハっさ…?え、神?)

    ぼく『ん?飲んだときのだよ、忘れてったっしょ、店に、うん、そう、それw』

    勧誘(飲んだ…カップ…)

    ぼく『店長わざわざ連絡くれたんだよ、うちが最後になっちゃ困るーってw』

    勧誘(最後…え、聖杯?ここにあんの!?)

    ぼく『んー、んじゃまた、ん?タク代?いーよいーよ今度で、うん、じゃあn』

    勧誘「ちょ、切らないで!代わりなさい!」

    ぼく「は、はい?」

    勧誘「その電話、か、神、なんでしょ?代わりなさいよ!」

    ぼく『あ、もしもし、そう、いるの、信徒の人、なんか急に来ちゃって、うん、話たいみたい』

    勧誘「…」

    ぼく『え、いいじゃんちょっとくらい、うん、人見知りだなあもう、ほら代わるよ!』
    10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:28:11.505 ID:/4q0TDTF0.net
    勧誘『も、もしもし…』

    ??『…』

    勧誘『あ、あの、か、神…様…ですか?』

    ??『…』

    勧誘『もしもし?もしもし?神様…なんですよね?』

    ??『…』

    勧誘『わ、わた、わたくし、えと…あの…こ、子羊!子羊のひとりです!』

    ぼく「ブフウ!」

    ??『…』

    勧誘『神様!どうか、どうかお声を!もしもし!』

    ??『』ツーーーーーーーーー

    勧誘「もしもs………切れた」

    ぼく「こwwwこひっwwこひっwwwこひつじwwww」

    勧誘「笑うな!」

    ぼく「あ、ごめ!やめ!スマホ投げないで!」

    勧誘「ちょっと!何も言わずに切れちゃったわよ!」

    ぼく「え、まじかー、安定のコミュ障だなー」
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:28:56.575 ID:/4q0TDTF0.net
    勧誘「騙した?騙したでしょ!電話なんて本当はしてなかったんでしょ!」

    ぼく「だからさあ、神を疑うなって」

    勧誘「あ…うん、そうね…でも、あなたはあんなに話せたのに私は…」

    ぼく「それも駄目だって“嫉妬”」

    勧誘「あ…」

    ぼく「…」

    勧誘「…」

    ぼく「…なんか食う?」

    勧誘「え…」

    ぼく「いっぱい喋ってお腹へったっしょ」

    勧誘「うん…あ、でも、貪食…」

    ぼく「いいんだよ、これは神と僕からの恵みなんだから」

    勧誘「うん…うん!」
    12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:29:46.732 ID:/4q0TDTF0.net
    勧誘「気づいちゃったんですけど」

    ぼく「お、するどいねえ、ケチャップ煮詰めるときにレモン汁を少し」

    勧誘「そうではなく、神様、女性とお付き合いされてたって言ったわよね?」

    ぼく「うん」

    勧誘「それって、色欲に当たるんじゃないかしら?」

    ぼく「え、なんで?」

    勧誘「だって、結婚を考えるくらい深くお付き合いしてたのよね?」

    ぼく「まあ」

    勧誘「だったら、当然、その、そういう関係…」

    ぼく「ブフウ!」

    勧誘「な、なによ」

    ぼく「べーつにー、神はただ彼女を愛してただけだけどー、そういう関係かー、どんな関係なのかなー?」

    勧誘「えっ…あ///…ちがっ」

    ぼく「勧誘ちゃん、真面目そうなふりして、意外とww」

    勧誘「/////」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:31:01.129 ID:/4q0TDTF0.net
    数年後


    ぼく「ただいまー」

    勧誘「おかえりー、また神様と会ってたのー?」

    ぼく「ん?ああ、たまたま帰りに会っちゃってねー」

    勧誘「もうー、神様と私と、どっちと付き合ってんだか…」

    ぼく「嫉妬すんなって」

    勧誘「あ、またやっちゃった…」

    ぼく「あ、あいつまた、祝福しといたからよろしくって」

    勧誘「わー、いつも悪いわねー、ちゃんとありがとう言っといてね?」

    ぼく「おまえは俺の母ちゃんか」

    勧誘「えへへー、ね、神様、元気だった?」

    ぼく「んー、まあ神だからねえ」

    勧誘「なにそれー、あ、渡してくれた?招待状」

    ぼく「んー、一応、まあ渡さなくても来るけどねー、神だし」

    勧誘「はー、会えるかなあ、楽しみだなあ」

    ぼく「どうかなー、あいつ人が多い所苦手だから、顔は出さないかもなー」

    勧誘「えー、友達の結婚式でもコミュ障?ひどーい」
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:32:31.344 ID:/4q0TDTF0.net
    数十年後


    子孫「おばあちゃん!死なないで!」

    勧誘「そんなことをお言いでないよ」

    子孫「でも!」

    勧誘「これで私はやっと」

    子孫「おじいちゃんに会えるとか言わないで!」

    勧誘「それもあるけどねえ…」

    子孫「おば、おばあちゃん?おばあちゃーん!」

    勧誘「」

    勧誘「」

    勧誘「」

    勧誘「ああ、やっと出会えた…はじめまして、という感じはしませんねえ」

    勧誘「夫に話を聞いて、思い描いていたお方、そのままです」

    勧誘「ずっとあなたは、私の一番近く、心の中にいらっしゃったのですねえ」
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:32:47.211 ID:/4q0TDTF0.net
    終わりです(ふぁさ
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:33:19.378 ID:9ejOYZ7/0.net
    よくわからないが良かった
    22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:36:17.682 ID:zJ5wWGgr0.net
    発想がいいな
    25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:38:00.048 ID:HF3aVGfx0.net
    隣人を愛さないやつで超えだして笑った
    面白かった乙
    29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/07/06(土) 00:54:29.363 ID:3L28PmLsa.net
    本当に神がいる証拠的なものを一切書いてないのがよかった

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