まっとめ速報!んちゃっ

2チャンネルの人気や話題の記事をまとめてま~す^^

    カテゴリ: SS

    4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 03:58:55 ID:54jCjkgL0.net
    みつけた
    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 03:57:58 ID:cphV+lzT0.net
    女「…………」

    コッコッコッ

    スタッスタッスタッ

    女「…………!」

    ゴッゴッゴッ

    ダッダッダッ

    女「っ……!」

    女(明らかについてきてる……!)

    〜交番〜

    女「お、お巡りさん!助けてください!誰かにストーカーされてるんです!!」

    警官「>>4
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:03:54 ID:SVW03F100.net
    ミュウツー見つけた!!!!
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:01:39 ID:cphV+lzT0.net
    警官「見つけた」スクッ

    女「え……!?」

    警官「……」スタッスタッ

    女「な、なんですかあなたがストーカーなんですか!? 近寄らないでください!!」

    警官「…………」スタッスタッスタッ

    女「いや、いやああああぁ!!」

    警官「>>13
    63 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:47:48 ID:Lwu3dnzi0.net
    >>13のせいでこんな事に・・・
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:04:43 ID:SPsrtfpJd.net
    勤務中に何してんだよ
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:04:57 ID:2PiyaE900.net
    ポケモンgoかよ
    16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:05:13 ID:54jCjkgL0.net
    ポケモンGOしてんじゃねえよwwww
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:08:41 ID:FAItSKbT0.net
    ミュウツー見つけた!!!!
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:07:21.087 ID:cphV+lzT0.net
    警官「ミュウツー見つけた!!!!」

    女「やめっ……え?」

    警官「いやーまさかこんな所に居るなんて!灯台下暗しとはこのことだなぁ」スマホポチポチ

    女「ち、ちょっと!なんなんですか!?」

    警官「あ、すみません……長年追い求めてたミュウツーがこんな所に居たのでつい夢中になっちゃいました」

    女「もう……勤務中ですよね!? しっかりしてくださいよ!」

    〜時間経過〜

    警官「なるほど、それで誰かにつけられていると……」

    女「はい、そうなんです。それも今日だけじゃなくて数日前から……」

    警官「>>20
    23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:10:40 ID:gNcRM6aZ0.net
    カス過ぎてワロタ
    21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:10:29 ID:3AgjZRQRM.net
    無能警官
    22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:10:30 ID:2PiyaE900.net
    スマホ取り上げた方がいいな
    25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:14:00 ID:Z6UiRS2ip.net
    もう警官やめろ
    30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:16:38 ID:Y3/zyVzX0.net
    ミュウツーどこや!!!
    26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:14:53 ID:cphV+lzT0.net
    警官「ミュウツー見つけた!!!!」

    女「はぁ!? あんたいい加減にしなさいよ!!」

    警官「だ、だって一度のみならず二度まで!もしかしてあなたミュウツーだったりするんじゃないですか!?」

    女「……あんたみたいな警官に相談した私がバカでした。それじゃあっ!」ガダンッ

    ダッダッダッ

    警官「あああ、ちょっと!!」

    〜自宅のマンションのエレベーター〜

    女(全くあの警官……!絶対この近くの警察署にクレーム入れてやるんだから!)ウィーン

    男「あ、すみません!乗りまーす!」

    女「……あ、は、はい!」開ボタンポチー

    男「ありがとうございます!」

    ウィーン、ガチャン……

    女(はぁ、今日は酷く疲れた。早く部屋で寝たいわ……)

    男「>>30
    33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:22:01 ID:bCulflC00.net
    ワロタ
    32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:17:20 ID:gNcRM6aZ0.net
    もうミュウツーの逆襲だろ
    36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:23:17 ID:FAItSKbT0.net
    ミュウ…だと…
    34 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:22:33 ID:cphV+lzT0.net
    男「ミュウツーどこや!!!」

    女(またポケモンgo……)

    男「クッソ!例のミュウツー女はここらへんって話だったのに!あのポリ公、嘘つきやがったか!?」

    女(あのお巡り……!これ個人情報的にアウトじゃない!アッタマきた絶対解雇にしてやる!!)

    ピンポーン

    女(……やっと着いたー。早く部屋で休もう)

    トコトコトコ

    男「……>>36
    37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:25:35 ID:54jCjkgL0.net
    ワロタ
    44 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:31:15 ID:b1kCtrI80.net
    ミュウツー
    41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:29:59 ID:cphV+lzT0.net
    男「ミュウ…だと…」ガクッ

    女「…………」トコトコトコトコ

    男「ミュウはもう持ってるんだよおおおぉぉ!! 歩き続けてどこまで行けばいいんだよおおおぉ!」

    「おいうっせーぞ!」「何時だと思ってるんだ!」「かぜにたずねらーれーてー」

    女(……もうやだ、この街……ストーカーとか関係なく引っ越そうかな)


    〜時間経過・自宅〜

    女「ふううぅ〜やっぱお風呂は最高だねぇ。ずっとお風呂で生きていければいいのに……」

    ピンポーン

    女「え?なんでこんな時間に……」

    女(……いきなり出ちゃダメ。まずはインターホン越しに)

    ガチャッ

    女「……はい」

    >>44>>48
    48 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:32:28 ID:gNcRM6aZ0.net
    来ちゃった
    53 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:40:17 ID:FAItSKbT0.net
    あっ、自分ミュウツーなんでそういうのいいです
    50 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:38:17 ID:cphV+lzT0.net
    ミュウツー「来ちゃった」

    女「……は?」

    女(え、これって何?ドッキリとか?いやそうとしか思えないよね?)

    女(でも、私芸能人とかじゃないし……あ!分かった!モニタリングだ!これ絶対あの番組だわー)

    女(仕方ないなーここは少し乗ってやるかーあははー)

    女「きゃああああぁ!!映画とかで有名なミュウツーが何故か私の部屋にいいいいいぃぃ!!」

    女「……はい、これで満足?」

    ミュウツー「>>53
    54 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:40:30 ID:Y3/zyVzX0.net
    ワロタ
    60 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:46:48 ID:LWAu8w5u0.net
    何故我を産んだ?!
    57 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:45:39 ID:cphV+lzT0.net
    ミュウツー「あっ、自分ミュウツーなんでそういうのいいです」

    女「……は?」

    ミュウツー「それよりちょっとお話があるんですけど、上げてもらっていいですか?」

    女「はぁ!? いいわけないでしょ!意味が分からない!さっさと帰ってよ!」

    ミュウツー「でも……」

    女「いいから帰れって!!」

    ミュウツー「……わかりました」

    女(わかった!私疲れてるんだ。今日は晩酌もせず寝た方がいいな、うん)

    女「さっそくベッドに入ろ……」

    フヨンッ

    ミュウツー「開けてくれないからテレポートで入っちゃいましたよ」

    女「うぎゃああああああ!!!」

    ミュウツー「>>60
    64 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:47:59 ID:fmHBdhQM0.net
    誰が生んでくれと頼んだ!
    70 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:53:57 ID:q0bb1Sa80.net
    え?
    66 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:53:02 ID:cphV+lzT0.net
    ミュウツー「何故我を産んだ?!」

    女「私があんたを産んだ!? もうホント意味が分かんない! 口調も急にミュウツーっぽくなってるしー!」

    ミュウツー「本当に何も覚えていないのか!? 我はそなたによってこの世界に産み落とされたのだ!!」

    女「覚えてないも何も知らないわよ! あんたなんかゲームで……!」

    女(……たしか私、ちっちゃい頃、赤版で育て屋バグを利用してミュウツーをゲットしてた……)

    女「……あなた、もしかしてあの赤版のミュウツーなの……?」

    ミュウツー「>>70
    75 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:59:44 ID:FAItSKbT0.net
    ちゃうわ!ワイはホンマはマサキなんや!
    じっけんにしっぱいしてポケモンとくっついてしもたんや!
    72 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 04:58:04 ID:cphV+lzT0.net
    ミュウツー「え?」

    女「……嘘、違うの?」

    ミュウツー「私が産み落とされたのは緑版だが……」

    女「……じゃあ本当に知らないわよ」

    ミュウツー「……冗談だよね?」

    女「冗談じゃないわよ。色んな意味で」

    ミュウツー「…………」

    女「……あのさ、認めたくないだろうけど人違いって事ない?」

    ミュウツー「>>75
    84 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 05:15:49 ID:4XBRKX+O0.net
    ミュウツー見つけた!!!!
    80 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 05:10:31 ID:cphV+lzT0.net
    ミュウツー「ちゃうわ!ワイはホンマはマサキなんや!じっけんにしっぱいしてポケモンとくっついてしもたんや!」

    女「マサキって誰よ。ロケット団のボス?」

    ミュウツー「そうそうそうアニメ版では陰影強めな姿で出てばかりで……ってちゃうちゃう!それはサカキや!」

    ミュウツー「ワイはマサキや!ほらハナダシティー近くの小屋におったやろ!?」

    女「…………」

    ミュウツー「……あ、ほら!ポケモン預かりシステムの生みの親と言えば分かるやろ!?

    ミュウツー「こうやって二人で話すためにずっとつけてたのにこんなんカンニンやでー!」

    女「……で?」

    ミュウツー「え?」

    女「もうこの際、あんたが何者かとかどうでもいいわ。とにかく今私に迷惑をかけてるの分かる?」

    女「アンタをストーカーと勘違いして私は悩み苦しんだ。いや勘違いではないんだけどさ」

    女「しかもアンタがついてきてたせいでミュウツー女って都市伝説みたいな扱い受けてんのよ!?」

    女「話を聞く気にもならないわ! 金輪際私に関わるなこのダメポケモン!!」

    ミュウツー「>>84
    94 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 05:25:02.565 ID:0Z1nbhd+p.net
    阪大出身だけど質問ある?
    90 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 05:21:49 ID:cphV+lzT0.net
    ミュウツー「ミュウツー見つけた!!!!」

    女「フザケてんの?」

    ミュウツー「ち、ちゃうちゃう。あの警官のあんちゃんもこう言うとったもんな」

    ミュウツー「あん時は迷惑をかけた!ほんますまん!! まさかあのアプリの姿を捉えられるとは思ってなかったんや……」

    女「……まあ、不可抗力なのは分かったけど……」

    女「……はぁ、それで……何でアンタを生み出した人を捜しているのよ?」

    ミュウツー「!? は、話聞いてくれるんか!?」

    女「だってこれじゃあ埒が明かないじゃない。それに……まあ私もバグ技を使ってたのは事実だから」

    女「ちょっとは後ろめたいってゆーか……」

    ミュウツー「>>94
    99 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 05:32:22 ID:cphV+lzT0.net
    ミュウツー「阪大出身だけど質問ある?」

    女「……いや、ポケモンは大学入れないでしょ」

    ミュウツー「いや、さっきも言った通りワイは元々は人間なんや。そんで口調からも分かるよう関西人や」

    ミュウツー「んで、人間の頃通ってたのが阪大やったっちゅーわけや。込み入った話に行く前に自己紹介も必要やろ?」

    女「ふーん。そっちは興味ないから早く本題の方を教えてよ」

    ミュウツー「せっかちな嬢ちゃんやなぁ……>>102のために探してるんや」
    115 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 05:42:18 ID:EViLY7qX0.net
    >>103
    121 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 05:54:22.153 ID:HFDHWSOr0.net
    私のお母さん
    118 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 05:51:55 ID:cphV+lzT0.net
    ミュウツー「妹のミュウのために探しとるんや」

    女「えーとそれは……マサキさんの妹ではなく、合体先のミュウツーの妹ってことよね?」

    ミュウツー「せや。アイツの意識も残っとってな、妹がピンチやから探せってうっさいねん」

    女「妹思いなミュウツーなんだね」

    ミュウツー「妹思いっちゅーかただのシスコ……あいたたたっ!わ、分かった!分かったからサイコキネシスでワイの意識にだけ攻撃するのやめぇや!」

    女「忙しい奴……」

    ミュウツー「まあ、そんな訳で探しとる訳や。こいつとミュウの生みの親を。せやけど別人やったとはなー!あーくそ!振り出しや!」

    女「……もしかしてさ、そのミュウツーって”ミュウスリーダッピ”って名前じゃない?」

    ミュウツー「えぇ!? なんで知っとるんや!?」

    女「なるほどね、通りで私と思われた訳だ……」

    女「あんたたちの生みの親は>>121よ」
    123 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 06:03:12.592 ID:cphV+lzT0.net
    女「生みの親は私のお母さんよ」

    ミュウツー「お、オカンやとぉ!?」

    女「そう、我が家はお母さんが緑版、私が赤版でね。お母さんが私の赤版にアンタたちを送ってくれたのよ」

    ミュウツー「どないしてまた……」

    女「本当はワールドホビーフェアでちゃんとした物を貰う予定だったんだけどね、私がインフルエンザになっちゃって……」

    女「それで行けなかった私のために、バグ技を利用してミュウをくれたんだ。PPの値をミスって出来ちゃったミュウツーも合わせてね……」

    ミュウツー「そんな背景があったんか!」

    女「ミュウツーの名前は私が当時あの漫画好きだったから……ってごめんごめん!つい昔話に花を咲かせちゃった」

    女「という訳で週末実家に行くわよ!」

    ミュウツー「おう!」
    125 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 06:09:59 ID:cphV+lzT0.net
    ピンポーン

    母「はーい」ガチャッ

    女「やっほ」

    母「なんだい珍しいねぇ!連休でもないのに」

    女「ちょっと大事な用があってね」

    母「……! ま、まさか彼氏かい!?」

    女「そうだったら良かったんだけど……」ヒョイッ

    ミュウツー「会いたかったでー!オカーン!」ギュッ

    母「ち、ちょっと!アンタまさかミュウツー……いや、ミュウスリーダッピかい!?」

    ミュウツー「流石オカンや!お前とは違い一目で分かってくれた!」

    女「ぐぬぬ……とりあえずソイツがお母さんに話があるから連れてきたのよ」
    127 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 06:24:37 ID:cphV+lzT0.net
    〜リビング〜

    母「なるほど、弱ってるミュウちゃんを助けるためにねぇ……」

    ミュウツー「ああ……」

    女「何か心当たりはない?」

    母「んー分からないね……ただ最近大掃除をして、その時たまたま緑版を見つけたからまた遊んでたんだ」

    母「それこそあんたにミュウを作って以来だよ」

    女「その時、何か無かった!?」

    母「うーん……せっかくだから図鑑のコンプリートをと思って遊んでるだけだからねぇ、ほら」GBサッ

    女「……ほんとだ、別にデータが消えてる訳じゃないし……」

    ミュウツー「ムムムッ……」

    女「道具とかポケモンも……!」

    女(並びが普通になってる……もしかしたらミュウを作れる状況を再現したらミュウも……!)

    女「……お母さん、これってまだまだ遊びたい?」

    母「え?いや、暇つぶしにやっていただけだから……」
    128 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 06:26:43 ID:cphV+lzT0.net
    〜時間経過〜

    ミュウツー「ミュウが息を吹き返したって!一体何をしたんや!」

    女「当時のデータを再現しただけだよ。何故かはわかんないけど、これが起因になってたなんてね……」

    母「良かったねぇ」

    ミュウツー「ほんま……おおきにな、オカン、姉貴」

    女「……あーお母さんに生み出されたって意味じゃ確かにそうなるのか……」

    女「お母さんもこのデータは残しといてね?じゃないと私がまた苦労する羽目になるから……」

    母「わかったよ」

    それからはミュウツーも去り、私は平穏な日々を過ごしていた
    しかし数ヶ月後……
    130 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/06(水) 06:28:48 ID:cphV+lzT0.net
    女「…………」

    コッコッコッ

    スタッスタッスタッ

    女「…………!」

    ゴッゴッゴッ

    ダッダッダッ

    女「っ……!」

    女(明らかについてきてる……!)

    〜自宅〜

    女「お母さんもポケモンやってないって言うし、今度は本当にストーカー!? どどど、どうしよう……」

    ピンポーン

    女「!?」

    女(怖いけど、確認せずに寝るのはもっと怖い……よね……)

    女「はい」ガチャッ

    けつばん「来ちゃった」

    〜完〜

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:00:16.787 ID:gY9Gs0160.net
    上司「君、関西出身なんだって?」

    男「ええ、一応……」

    上司「じゃあ、ちっちゃい頃からボケとツッコミばかりやってきたわけだ!」

    男「いや、そんなことは……」

    上司「せっかくだからみんなを笑わせてよ!」

    男「そういうのはちょっと……」

    上司「ダメ? やっぱりお笑いを安売りしたりしないか! さっすが関西人!」

    男(なにが“さすが”なんだろう……)
    3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:03:38.526 ID:gY9Gs0160.net
    同僚「課長に聞いたけど、お前関西人なんだって?」

    男「うん、まぁね」

    同僚「だったら、コントとか漫才とか大得意なわけだ!」

    男「そんなことないけど……」

    同僚「ん、電話かかってきた」

    同僚(と言いつつ、名刺入れを耳に当てる)サッ

    男「……」

    同僚「やっぱりこの程度のボケじゃ突っ込んでくれないか! さっすが関西人! レベルが高い!」

    男「あ、いや、ごめん……」
    4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:06:43.143 ID:gY9Gs0160.net
    OL「男さんって関西人なんですって? 知らなかった〜」

    男「どうも……」

    OL「関西の人ってみんな持ちネタの一つや二つ持ってるんでしょ?」

    男「え……」

    OL「なにか披露してくれない?」

    男「いや、特に持ちネタとかないんで……」

    OL「そう簡単に手の内は明かさないか。かっこいい! やっぱり関西の人ってすごい!」

    男「いや、本当にないんで……」
    5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:09:23.689 ID:gY9Gs0160.net
    上司「この条件でなんとか……」

    取引先「うーん、難しいですなぁ……」

    男(今日も打ち合わせは平行線で終わりそうだな)

    上司「そういえば、ここにいる私の部下は関西人なんですよ」

    取引先「ほう! 関西人! ということはさぞ面白いんでしょうなぁ」

    上司「もちろんです。会社では“爆笑の伝道師”と呼ばれてますから」

    男(呼ばれてない……)

    上司「君、なにか面白いことをやって、この方を爆笑させたまえ」

    男「そんなこといきなりいわれても……」
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:12:22.685 ID:gY9Gs0160.net
    男「……」

    上司「……」ゴクッ

    取引先「……」ゴクッ

    男「すいません……本当になにもありません」

    取引先「いや……関西人だからといって、安易に人を笑わそうとしないその態度が気に入った!」

    取引先「この条件で契約しましょう!」

    上司「ありがとうございます!」

    男「あ、ありがとうございます」
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:13:55.516 ID:vaWKbJdxM.net
    ワロタ
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:10:36.438 ID:zHO+eVUBr.net
    実際こういう無茶ぶりってあるのかな
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:15:22.737 ID:gY9Gs0160.net
    上司「大口契約を取れたので、今夜は飲み会だ!」

    上司「カンパーイ!」

    同僚「カンパーイ!」

    OL「カンパーイ!」

    男「カンパーイ」

    上司「じゃあ、今回の功労者である男君から、面白いショートコントを頂戴しようじゃないか!」

    男「え!?」

    パチパチパチパチパチ… ヒューヒュー!
    10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:18:34.883 ID:gY9Gs0160.net
    男「えぇっと……」

    男「今回はマグレとはいえ、契約を取れてよかったです」

    男「今後も社に貢献したいと思います……以上です」

    上司「普通だ!」

    上司「しかし、あえて普通にしてくるところが……関西イズムを感じるねえ。さすが、関西人……」

    同僚「その通り! やっぱり関西の人はすごいなぁ」

    OL「私ったら感動して涙が出てきたわ!」ポロッ…
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:21:50.380 ID:gY9Gs0160.net
    男「……」スタスタ

    社長「うぉっほん」

    男「! しゃ、社長!」

    社長「君は関西出身だそうだね」

    男「はい……そうですけど……」

    社長「ならば、この私を笑わせてみてくれないか? 本場関西の笑いというものをぜひ生で堪能したいのだ」

    男「えぇっと……」
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:24:21.286 ID:gY9Gs0160.net
    男「……」

    男「……」

    男「すいません、なにも思い浮かばなくて……」

    社長「いや……それがいい!」

    男「え」

    社長「関西人でありながらあえて面白いことをいわないという……その心意気が気に入った!」

    社長「今時の若者は骨がないなどというがとんでもない! 骨ありまくりじゃないか!」

    社長「君はきっと出世する! いや、出世どころかもっと上に……」

    男「買い被りすぎだと思いますけど……」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:28:30.378 ID:gY9Gs0160.net
    ある日――

    大物「こんにちは」

    男「あ、あなたは……!」

    男(テレビや新聞で見ない日はない、政財界の大物じゃないか!)

    大物「実は君が勤めてる会社の社長と私は、昔からの知り合いでね」

    大物「彼から君の話を聞いたとたん、飛んできてしまったのだ」

    男「そうなんですか……」
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:31:31.767 ID:gY9Gs0160.net
    大物「ふむ、一般的な関西人であれば、今の段階で」

    大物「“話がいきなりすぎやねーん!”“歩いてきたやないかーい!”と突っ込むところであろうが……」

    男(そうかなぁ……)

    大物「突っ込まなかったのは、あえてツッコミを温存しているからということか!」

    男「いや、温存なんて……」

    大物「能ある鷹は爪を隠す……。ふむ、気に入った!」

    男「え……」

    大物「君は政界に進出しなさい! 君ならば私の後継者……いやそれ以上になれる!」

    男「えええ……」
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:32:38.118 ID:zHO+eVUBr.net
    とんでもないことになってきた
    19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:35:27.062 ID:gY9Gs0160.net
    男(なぜか選挙に出馬することになってしまった……)



    ワイワイ…

    有権者A「この候補者、関西出身らしいぞ」

    有権者B「ってことは、ものすごく面白い演説をしてくれるに違いない!」

    有権者C「やっべぇ〜、笑い死にしたらどうしよ! 遺書書いておきゃよかった!」

    ザワザワ…
    21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:39:21.328 ID:gY9Gs0160.net
    男「えぇと……皆さま」

    男「流されるままに選挙に出馬してしまった私ではありますが……」

    男「日本をよくしたいという気持ちは人一倍ありますので、皆さんの清き一票をお願いします」

    ザワッ…

    有権者A「全然面白くない!」

    有権者B「だが、そこがいい味出してるよな! 関西人という絶対の強みをあえて封印するところが!」

    有権者C「みんな、この人に投票しよう!」

    オウッ!
    22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:42:26.180 ID:gY9Gs0160.net
    男(議員になってしまった……)

    男(しかも、大物さんのおかげというかせいというか、いきなり総理の側近みたいにされるし……)

    総理「君」

    男「は、はいっ!」

    総理「君は関西人とのことだが……日本をよくするためにはどうしたらいいと思う?」

    総理「ただし、絶対ボケないでくれたまえよ。絶対だぞ」

    男「はぁ……」
    23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:45:43.255 ID:gY9Gs0160.net
    男「まあ、そうですね……。政治にはあまり詳しくないですが……」

    男「国民の声をよく聞いて、不正をせず、なるべく大勢が明るく暮らせるような社会を目指すべきではないでしょうか」

    総理「……」

    総理「“絶対ボケるな”という私のフリをスルーするとは……さすが関西人!」

    男「は?」

    総理「近い将来、日本を背負って立つのは君しかいない! 期待してるよ」

    男(期待されても困る)
    24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:48:18.752 ID:gY9Gs0160.net
    男(困るのに、総理にされてしまった……)

    記者「総理大臣就任、おめでとうございます」

    男「ありがとうございます」

    記者「総理は関西ご出身ですよね?」

    男「ええ、まぁ。生まれは……」

    記者「では面白おかしく、今後の抱負をお話し頂けるでしょうか」

    男「うーん、面白おかしくできるかは分かりませんけど……」
    25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:50:42.377 ID:4JBrTt3Or.net
    あっさり総理に
    26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:52:19.614 ID:gY9Gs0160.net
    男「元は会社員ですし、やはり景気をよくして、海外との競争にも負けないようにしていきたいです」

    男「環境問題にも取り組み、科学を発展させつつ、自然環境を守っていくということもしていきます」

    男「優秀な人がきちんと評価される仕組みを作り、なおかつ立場が弱い人を見捨てたりはしません」

    男「高齢者から若者に子供、赤ん坊まで、みんなが幸せになれる社会を築こうと思っています」

    記者「なんだか、調子いいことばかりいってる感じですけど……」

    男「す、すいません」

    記者「あ、分かった!」

    記者「“調子いいこといって、全然できませんでした!”っていう壮大なギャグの前振りですね?」

    記者「国家レベルのギャグ! これはウケますよ! さすが関西の人だ……スケールが違う……」

    男「いや、一応本気なんですけど……」
    27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:54:28.099 ID:k10yaQNpr.net
    そんな大迷惑なボケやめろ
    28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:55:27.452 ID:gY9Gs0160.net
    ……

    記者「あれから時が経ち……いやーまさか、全部成し遂げてしまうとは……」

    記者「日本は今まさに戦後最盛……いや、史上最盛期を迎えてますよ!」

    男「ありがとうございます」

    記者「総理就任の時は失礼なことをいってしまってアイムソーリー!」

    男「いえいえ」

    記者「やはり、これぐらいじゃ突っ込んでもらえませんね……。関西の人には敵いませんよ……」

    男(あ、ボケだったのか今の)
    30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 22:58:10.219 ID:gY9Gs0160.net
    やがて――

    「号外! 号外!」

    「総理が亡くなった!」

    「なにもかも後継者に引き継いだ後、ポックリと……」





    ザワザワ… ガヤガヤ… ドヨドヨ…
    31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 23:00:41.533 ID:A9r/3Cold.net
    マジかよ関西人……
    32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 23:01:20.933 ID:gY9Gs0160.net
    国民A「総理死んじゃったなー」

    国民B「ああ、日本をよくするだけよくして、思い残すことはないって感じだったな」

    国民A「関西人なのに、結局最後まで面白いことはいわなかったけど……」

    国民B「みんなを笑顔にしてくれたよな……」







    ― 完 ―
    36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 23:05:26.585 ID:Kxj82B94d.net
    感動した
    いいオチだ
    37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 23:05:31.638 ID:4JBrTt3Or.net

    ちょっと関西人になってくるわ
    40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/22(月) 23:17:38 ID:78o8G6p7M.net
    さす西

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:05:45.837 ID:hpwNP/3N0.net
    ジャック「いよいよ明日は最大トーナメントのために日本入りする日だ」

    ジャック「コンデションもバッチリ…薬は裏ルートで日本に持ち込めるようにしてある」

    ジャック「ついに範馬勇次郎に挑戦出来る…感慨深いな」

    ジャック「観客も大盛り上がりだろうな…だが俺が範馬勇次郎の息子だと気付かない可能性もあるな」
    3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:09:48 ID:hpwNP/3N0.net
    ジャック「公表してる訳じゃないし、マイクパフォーマンスするキャラじゃないし…」

    ジャック「一回戦からバラすってのも警戒されそうで嫌だし…」

    ジャック「さりげなく、かつ最も盛り上がるように…」

    ジャック「そうだ!特注のガウンを作って決勝戦で着よう!」
    5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:16:16.755 ID:hpwNP/3N0.net
    ジャック「入れる文言は…翻訳ソフトによると日本語では『私の父は範馬勇次郎です』か…なんかカッコよくないな…」

    ジャック「英語で『YUJIRO is my Father』…なんかめっちゃ尊敬してるだけみたいにも見えるな」
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:20:53.753 ID:hpwNP/3N0.net
    ジャック「文章だとやっぱりくどいし観客から見辛いな」

    ジャック「シンプルに『範馬』にすればみんな気付くよな…?まあ気付かなかったら叫べばいいか…」

    ジャック「よし決まりだ!『範馬』の2文字をド派手に刺繍したガウンにしよう!」
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:22:41.477 ID:iyJkvT14d.net
    ジャック可愛すぎだろ…
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:31:24 ID:hpwNP/3N0.net
    ジャック「さて、もう明日出発だしカナダじゃ漢字の刺繍とか無理だろうしな…」

    ジャック「日本に行ってからで間に合うかな?即日仕上げのとこ探すか…」

    ジャック「明日は早いし薬飲んでもう寝るか…」
    10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:40:37 ID:yFhScwXXd.net
    これ決勝出られなかったらションボリしてロシアに帰ってたのかな
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:41:26 ID:iyJkvT14d.net
    >>10
    ジャックはカナダ人だよ…
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:38:45 ID:hpwNP/3N0.net
    仕立て屋「あの時ですか…ええ、よく覚えてますよ。あれは私の生涯10万着に及ぶ仕事の中でも最も印象深い仕事でしたからね…」

    仕立て屋「いつもの様にミシンを使いながら店番してたんですよ。時間は午前中だったと思います。ええよく晴れてました…けど突然辺りが暗くなったんですわ…」

    仕立て屋「驚いてすぐ見上げたんですわ…まあ仕事柄プロレスラーや外国人はよく来て頂きますけどね…あんな体格の人は初めてでしたわ」
    12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:44:25.605 ID:hpwNP/3N0.net
    仕立て屋「大きいのは勿論だけど、あんだけ引き締まってて筋肉詰まってる体は見た事ありませんわ…」

    仕立て屋「正直ビビってましたけど、習慣で『いらっしゃいませ』って言ったと思います、はい…」

    仕立て屋「注文を聞いて更に驚きましたよ…『範馬』と刺繍したガウンを今日中にと言うんだから…」
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:48:57 ID:hpwNP/3N0.net
    仕立て屋「範馬勇次郎か、その息子の刃牙かい?よく知ってるね…まあいいや。即日で出来なくもないけど高くつくよ?」

    ジャック「いくらでも構わん…優勝したら10億円のベルトが手に入る事になってる(2位以下はどうなんだろ?まあ俺には関係無いが)」

    仕立て屋「面白いジョークだな。じゃあ今日は早仕舞いだ」

    ジャック「よろしく頼む(ピットファイターとして稼いだお金もそんなに無いんだよなあ…)」
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:57:19 ID:hpwNP/3N0.net
    ジャック「ハロー…」

    仕立て屋「出来てるよ。良い出来だろ…?」

    ジャック「うむ。ご苦労だったな…」

    仕立て屋「頑張りなよ…私はもう寝させてもらうからね」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 20:08:44.777 ID:hpwNP/3N0.net
    ジャック「ガウンも手に入ったし…後は範馬勇次郎に勝つだけだな!頑張ろう!」

    終わりッ!!!
    16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 20:10:59.228 ID:iyJkvT14d.net
    面白かったッッッ!!!
    2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 19:06:44.323 ID:iyJkvT14d.net
    ジャックって寝る時ちゃんとパジャマ着てるんだよね…
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/19(金) 20:13:17.420 ID:xda1+Wd/0.net
    なお

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:00:21 ID:FHuYodoB0.net
    弥彦「はっ! はっ!」ブンッ ブンッ

    剣心「おお、弥彦。熱心に稽古してるでござるな」

    弥彦「稽古しなきゃ、とても剣心には追いつけねえからな」

    弥彦「奥義の“刃止め”“刃渡り”もまだまだ使いこなせてるのはいえねぇし、休んでられねーよ」

    弥彦「はっ!」ブンッ

    剣心「ふむ……」

    剣心(稽古に励む弥彦を見ていたら、拙者の剣客としての心もうずうずしてきたでござるな)
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:03:49 ID:FHuYodoB0.net
    剣心「弥彦」

    弥彦「ん?」

    剣心「今日は特別に、飛天御剣流奥義“天翔龍閃”を見せてやろう」

    弥彦「え、いいのか!?」

    剣心「弥彦を見てたら、拙者も久々に剣を振るいたくなったでござる」

    弥彦「だけど、大丈夫なのか? 奥義は体に負担がかかるって――」

    剣心「なに、一度ぐらいなら大丈夫でござるよ」
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:06:27 ID:FHuYodoB0.net
    剣心「……」キンッ

    弥彦(剣心が納刀した……)

    弥彦(雪代縁を倒してからはあまり剣を振るわなくなったとはいえ、未だにすげえ剣気だ……!)

    剣心「……」コォォ…

    弥彦「……」ゴクッ

    剣心(――今!!!)
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:09:15 ID:FHuYodoB0.net
    ギュオッ!!!



    弥彦(当たり前だけど全然見えねェ!)



    ギュオオッ!!!



    弥彦(一撃目を外された後の、最強の二撃目……!)
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:12:26.352 ID:FHuYodoB0.net
    弥彦「やっぱ剣心は今でもすげェ――」

    剣心「おろ?」

    ギュオオオッ!!!

    ギュオオオオオッ!!!

    ギュオオオオオオオッ!!!

    弥彦「どうした、剣心? いつまで回ってんだよ」

    剣心「……」ギュオオオオッ!

    剣心「止まらなくなっちまったでござる」ギュオオオオッ!

    弥彦「は!?」
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:15:28 ID:FHuYodoB0.net
    弥彦「いや、止まれるだろ!」

    弥彦「自分の意志で剣を振って、踏み込んでるんだから!」

    剣心「そのはずなのだが……」ギュオンッ!

    剣心「久しぶりに奥義を撃ったせいなのか」ギュオンッ!

    剣心「弾みがついて、止まらないのでござるよ」ギュオンッ!

    弥彦「どういう理屈だよォ!」
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:18:32 ID:FHuYodoB0.net
    弥彦「……ん?」ズズ…

    弥彦(俺の体がどんどん引っぱられる……!)

    剣心「おろ〜」ギュオンッ!

    弥彦「まさか……」

    剣心「おろろ〜」ギュオンッ!

    弥彦(剣心が何周もしてるから、そのたびに空気を弾いて、真空の吸い寄せ効果がどんどん高まってるのか!?)

    弥彦「どこかにつかまらねェと!」ガシッ
    21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:22:24 ID:FHuYodoB0.net
    剣心「おろろ〜」ギュオオオオンッ!



    薫「きゃあああああっ!」ズルズルズル…

    弥彦「あ、薫! どこかにつかまれ!」

    薫「どうなってるのこれ!?」

    弥彦「剣心が天翔龍閃を放ったら止まらなくなって、周りの物を吸い込み始めたんだよ!」

    薫「意味が分からないわ!」

    弥彦「俺も分かんねェ!」
    23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:25:14 ID:FHuYodoB0.net
    薫「ちょっと剣心! 天翔龍閃を止めてよ!」

    弥彦「このままじゃ、どんどん被害が広がっちまう!」



    剣心「止めたいのはやまやまなのだが……」ギュオンッ!

    剣心「これは……厳しいでござるな」ギュオンッ!



    弥彦「諦めないでくれよ!」
    24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:28:19 ID:FHuYodoB0.net
    妙「あらあら」ヒュルルルル

    燕「きゃあああっ!」ヒュルルルル

    薫「さっそく赤べこの二人が吸い寄せられて、飛んできたわ!」

    弥彦「二人ともどこかにつかまれ!」

    燕「弥彦君! これはいったい……!?」

    弥彦「剣心がみんなを吸い込み始めたんだ!」

    妙「あれま、大変やねえ」

    薫「妙さんは相変わらずね……」
    26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:31:18 ID:FHuYodoB0.net
    恵「なんなのこれ!?」ヒュルルルル

    薫「恵さん!」

    弥彦「会津に行った恵にも効果が及んでるのか!」

    恵「弥彦君、説明してもらえる?」

    弥彦「剣心が奥義でみんなを吸い込んでるんだ!」

    恵「奥義……! 剣さん、お体は大丈夫!?」



    剣心「大丈夫でござるよ」ギュオオオオッ!
    27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:32:42 ID:JKR0bbJVr.net
    それ本当に大丈夫なのか?
    28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:33:35 ID:fi+tBlOhr.net
    余裕あるな剣心
    29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:34:24.934 ID:FHuYodoB0.net
    左之助「うおおおおおっ!?」ヒュルルルル

    弥彦「左之助も飛んできた!」

    薫「海外に旅立ったばかりなのに……」

    左之助「おいおい、これは何が起こってんだ?」

    弥彦「剣心、奥義、吸い込んでる」

    薫「弥彦、説明不足すぎるわ!」

    弥彦「だんだん面倒になってきたんだよ」
    30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:37:50.061 ID:FHuYodoB0.net
    操「きゃああああああっ!」ヒュルルル

    蒼紫「……」ヒュルルル

    薫「操ちゃん! 四乃森さん! 京都からはるばるいらっしゃい!」

    操「薫さん、お久しぶり! って、どうなってんのこれ!?」

    薫「えぇと、説明すると長くなるんだけど――」

    蒼紫「緋村が久々に奥義を放ったら、弾みで止まれなくなり、延々と回転し始め」

    蒼紫「空気を連続で弾くことによって、凄まじい吸引効果が発生したといったところか」

    蒼紫「原理は分からんが、今のところ緋村に縁のある人間が特に被害を受けてるようだ」

    弥彦「さすが蒼紫、バッチリ当たってるぜ……」
    31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:39:30.242 ID:JKR0bbJVr.net
    なぜわかるんだお前は
    32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:40:28.060 ID:FHuYodoB0.net
    斎藤「……」ヒュルルルル

    左之助「斎藤!」

    弥彦「どこかの部署に異動になったらしいけど、吸い込まれたか……」

    斎藤「チッ、なぜこんなことに――」



    剣心「おろ〜」ギュオオオオッ!



    斎藤「阿呆が……」

    弥彦「今回ばかりは同意せざるをえないぜ……」
    33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:45:53 ID:FHuYodoB0.net
    縁「……」ヒュルルルル

    オイボレ「ええじゃないか〜」ヒュルルルル

    宗次郎「あれ? 北に向かってたのに……」ヒュルルルル

    安慈「収監されていたのだが……」ヒュルルルル

    津南「取材していたら……」ヒュルルルル

    伍兵衛「ひいいいいっ!」ヒュルルル

    喜兵衛「いやぁぁぁぁっ!」ヒュルルル

    署長「仕事中だったのに吸い込まれてしまいました」ヒュルルルル

    弥彦「やべー! 吸い込みがどんどん激しくなってるぞ!」

    薫「懐かしの顔から、もう会いたくない人まで、いっぱいだわ!」
    36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:47:39 ID:FHuYodoB0.net
    剣心「止まらないでござる〜!」ギュルルルルッ!



    弥彦(このまま剣心が吸引力を高め続けたら、そのうち人だけでなく物も吸い込み始めるだろう……)

    弥彦(そしたら、この町……いや国ごとメチャクチャになっちまう!)

    弥彦(どうにかして止めねェと……! だけどどうしたらいいんだ……!)



    「おい小僧、これは何が起こってんだ」
    37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:50:35 ID:FHuYodoB0.net
    弥彦「てめーは……! 剣心の師匠!」

    比古「昼寝してたらいきなり吸い寄せられて、東京まで来ちまった。事情を説明しろ」

    弥彦「実は……かくかくしかじか」

    比古「ったく、あのバカ弟子が……」

    弥彦「てめーなら、ああなった剣心を止める方法知ってるだろ!」

    弥彦「なんとかして止めてくれ!」

    比古「簡単なことだ」

    比古「回転してるなら、その中心――ようするに“軸”に一撃加えてやりゃ止まる」

    弥彦「だったら早くやってくれよ!」
    38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:53:34 ID:FHuYodoB0.net
    比古「だが、俺がやったら、あのバカ弟子は間違いなく死ぬ」

    弥彦「え」

    弥彦(そんな……剣心が死ぬ……!?)

    薫「ウソ……」

    比古「他にも腕利きが揃ってるようだが、そいつらがやっても死ぬだろうな」

    左之助「くそ……!」

    蒼紫「軸を叩くというのは、緋村を攻撃するのと同義だからな」

    斎藤「天翔龍閃相手に手加減した一撃を浴びせるというのも困難だ」
    40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:57:07.079 ID:FHuYodoB0.net
    比古「だからここは、この中で最もバカ弟子の動きを熟知してて一撃も軽い――」ガシッ

    弥彦「え」

    比古「おめーが止めてこい!」ブオンッ

    弥彦「わああああああっ!!!」




    剣心「おろ〜」ギュオオオオッ!
    41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 18:59:21 ID:FHuYodoB0.net
    弥彦(剣心……!)

    弥彦(すまねェ……俺に奥義を見せてくれたから、こんなことになっちまって……)

    弥彦(だから、お前は俺が止める!)

    弥彦「でやぁぁぁっ!!!」





    ズドォッ!!!
    43 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 19:03:00.701 ID:FHuYodoB0.net
    ……

    ……



    弥彦「と、止まった……!」

    剣心「ありがとう、弥彦」

    剣心「おぬしのおかげで助かったでござるよ」

    弥彦「剣心……」

    剣心「やはり、おぬしは拙者が見込んだ男でござる」ニッ
    45 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 19:06:19.424 ID:FHuYodoB0.net
    薫「剣心……お帰りなさい!」

    左之助「間一髪だったな」

    恵「剣さん、おめでとう」

    燕「よかったです!」

    妙「めでたしめでたしやねえ」

    操「やったーっ!」

    蒼紫「さて、京都に帰るか」

    斎藤「次こんなことがあったら牙突を喰らわせてやる」

    パチパチパチパチパチ…
    46 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 19:09:15.868 ID:FHuYodoB0.net
    弥彦「みんな、帰っていったな」

    剣心「うむ、とんだ迷惑をかけてしまった」

    弥彦「さ、俺たちも道場に入ってメシにしようぜ!」

    剣心「そうでござ……うっ!」

    弥彦「剣心!?」

    弥彦(やっぱり、奥義の影響で体に負担が……!?)
    48 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 19:12:19.242 ID:FHuYodoB0.net
    剣心「回りすぎたせいで……今頃になって気分が悪く……」

    剣心「吸い込んだ後は……どうやら……吐きそうでござる……」

    弥彦「え」

    オロロロロロロ…








    〜げろうに剣心 明治剣客嘔吐譚〜 完
    49 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/06/20(土) 19:15:37.167 ID:pUTeUcujr.net

    なんつーオチだww

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    〜伍番街スラム〜

    エアリス「なんでも屋のお仕事、順調だね」

    クラウド「ああ。……いちど休憩しよう。アイテムの調達に行ってくる」

    エアリス「うん。わたしはここで待ってるね」

    クラウド「わかった」

    エアリス「ねえ、その剣」

    クラウド「……? バスターソードがどうかしたか?」

    エアリス「置いていったら? スラムの街、狭いし、背中に付けたまま歩き回ると、危ないよ」

    エアリス「お休みする時ぐらい、外した方がいいと思うけどなぁ」

    クラウド「……そうか。じゃあ……ここに置いていくから、見ていてくれ」

    エアリス「はーい、りょうかーい」


    ―――

    エアリス「うーん……この剣……やっぱり似てるなぁ。ザックスのに」

    ズシッ

    エアリス「うわ、おっも〜い」
    5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    エアリス「すごいなぁ、こんなに重いの、あんなふうに振り回すんだ」

    エアリス「よい、しょっと、えいっ」

    ブンッ

    エアリス「やあっ」

    ブォン

    エアリス「せーいっ」

    ツルッ スポッ

    エアリス「あっ」

    ヒュゥゥゥゥ

    バッシャーン

    エアリス「あ……………あああ〜っ!」


    ―――

    エアリス「ど、どうしよう……。池の底に沈んじゃった……あ〜あ、クラウド、ぜったい怒るよね……」

    エアリス「よし。謝ろう、正直に。……でも、すっごく怒って、帰っちゃうかも。そんなお別れ、イヤだな」

    エアリス「うーん……戻ってくるまでに池から引き上げられればいいんだけど……」
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    これは期待
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    エアリス「リーフハウスのみんなにも協力してもらって……クラウドには内緒に……」ブツブツ

    クラウド「エアリス」

    エアリス「わっ」

    クラウド「どうした? ……考え事か?」

    エアリス「え? ううん、おかえり、はやいね」

    クラウド「アイテムの調達はできた。仕事に戻ろう」

    エアリス「あ、うん。そだね。でも、えーっと……ねえクラウド。もう少し、休まない?」

    クラウド「いや、もう十分だ」

    エアリス「そんなこと言わないで。そうだ、薬草でつくったお茶、淹れてあげる」

    エアリス「美味しくて、落ち着くよ? クラウドはそこで待ってて」

    ダッ

    クラウド「お、おい――」

    エアリス(戻ってくるの早すぎ、剣を探してる暇がない。こうなったら、最後の手段……!)
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    さすがアイテムの調達も早いな
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    ――

    エアリス「お待たせ。特製ハーブティー、どうぞ」

    クラウド「ああ……」

    エアリス「……」

    クラウド「……」

    エアリス「飲まないの?」

    クラウド「……さっきから気になってる」

    エアリス「何が?」

    クラウド「そこに立てかけてあったバスターソードが、無いぞ」

    エアリス「あるよ」

    クラウド「え? いや、でも」

    エアリス「バスターソードはちゃんとあるから。そのハーブティー飲んでよ」

    クラウド「けど――」

    エアリス「いいから、飲んで」

    クラウド「わ、わかった」

    ゴクッ

    クラウド「――?」

    クラッ ヨロッ
    12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    クラウド(な、なんだ……? 頭がぼーっとする……)

    エアリス「飲んだ? ちゃんと飲み込んだ? ごっくん、した?」

    クラウド「あ、ああ……」

    エアリス「よしっ。それじゃあ、はい! あなたの大切なバスターソードは、ここにあります」

    スッ

    クラウド「……」

    エアリス「……」

    クラウド「……これは……ただの木の棒だ」

    エアリス「あれっ……まだ量が足りないかな」

    クラウド「おいエアリス。オレのバスターソードは――」

    エアリス「それはひとまず置いといて、もっと飲まない? ハーブティー、飲むよね?」

    クラウド「もういい」

    エアリス「そんなこと言わないで。ほら、どんどん飲んでよ」

    クラウド「いや、エアリス、オレは――」

    エアリス「い・い・か・ら! 無理矢理にでも流し込むからね」

    クラウド「お、おい!」
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    ゴクゴクゴク

    クラウド「―――???」

    グルグル

    クラウド(目が回る……)

    エアリス「さて、もう一度……はい、クラウドさん! あなたの大切なバスターソードは、ここにあります!」

    スッ

    クラウド「……」

    エアリス「……」

    クラウド「……ここにあったのか」

    エアリス「おっ! やった! バスターソードに見える? 見えちゃう?」

    クラウド「あ、ああ」

    エアリス「良かった〜、これで時間稼ぎ、できそう」

    クラウド「時間稼ぎ……?」

    エアリス「ううん、こっちの話。ほら、なんでも屋のお仕事、するんでしょ? いってらっしゃい」

    クラウド「一緒に来ないのか?」

    エアリス「うん。私は……少し、探し物があるから。がんばってきてね」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    ―――

    エアリス「そこらへんに落ちたはずなんだけど……」

    スラムの子どもA「なんか固いのがあるな」

    子どもB「網でひっかければとれるんじゃないか?」

    子どもC「オレ、探してくる!」

    エアリス「急いで、お願いねー!」

    エアリス(幻覚を見せる薬草で騙してるけど……効果が切れたら剣じゃなくて木の棒だってすぐにバレちゃう)

    エアリス(急いで本物を返さないと……急げ急げ〜)


    ―――

    クラウド「でやあっ」

    コンッ

    モンスター「……」

    クラウド「……」


    クラウド(斬りかかっても、効いてる気がしない……ここのモンスターは物理攻撃が効かないのか……?)

    クラウド(いや、そんなはずは……問題があるとしたら、こっちの武器かもしれない……)

    クラウド(なんだか、いつもよりも……だいぶ軽い気がしないでもない……七番街スラムに戻って、武器屋に相談するか……)

    クラウド(エアリスに言って、すぐに七番街スラムへ向かおう)
    16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    ―――

    エアリス「どーおー? 引き上げられそー?」

    子どもC「うーん、なかなかひっかからなーい!」

    子どもA「長い棒かなにかないか?」

    エアリス「頑張ってー! 応援してるー!」

    子どもB「エアリスも手伝えよー!」



    クラウド「……なんだか忙しそうだな」

    クラウド(仕方ない。明日の朝まで待てとごねられるのも面倒だ……黙って行こう)

    クラウド(エアリスは怒るだろうが……後で謝れば問題ないか……)
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/07(木) 22:22:02.952 ID:s9x1UbT40.net
    〜七番街スラム〜

    ティファ「……あれ? クラウド!? クラウドー!」

    クラウド「ティファ!」

    ティファ「クラウド、無事だったんだね! 良かった……」

    クラウド「なんとかな」

    ティファ「心配したんだよ。プレートから下へ落ちちゃったから……」

    クラウド「問題ない。ところで……その格好は? どうしてドレスなんて着ているんだ?」

    ティファ「クラウドと別れてから、色々と進展があったの。実はこれから――」

    ティファ「―――? あれ?」

    クラウド「……なんだ? オレの後ろに何かあるのか?」

    ティファ「えっと……クラウド、どうして……木の棒なんて背負ってるの?」

    クラウド「え?」

    ティファ「あの大きな剣は? 伍番街でなくしちゃった……?」

    クラウド「なに言ってるんだ、ティファ。ちゃんとあるだろう、ここに」

    ティファ「えっ……それが、剣?」

    クラウド「そうだが……」

    ティファ「いや、だって……」
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/07(木) 22:25:30.922 ID:s9x1UbT40.net
    ティファ「それ、木の棒だよね」

    クラウド「は……? 何言ってるんだ。これはバスターソードだ」

    ティファ「え、でも……」

    ティファ(クラウド……どう見ても木の棒なのに……やっぱり、変……)

    ティファ(記憶の混濁が進んでるのかな……だとしたら、どうしよう、すごい悪化してる……)

    ティファ(とりあえず……今は話を合わせておこう。混乱させたらまずいし……やっぱり病院に行った方がいいかも)

    クラウド「ティファ、大丈夫か? 疲れてるのか?」

    ティファ「ううん、平気。ごめん、おかしなこと言って」

    クラウド「部屋で休んだほうがいい。送るよ」

    ティファ「大丈夫。大丈夫だから」

    クラウド「……わかった」
    19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    クラウド「それで、さっき言っていた『進展』というのは――」

    バキッ

    クラウド「ん?」

    ティファ「え?」

    クラウド「……」

    ティファ「クラウド? どうしたの?」

    クラウド「…………」

    ティファ「……ねえ、クラウド。今の音――」

    クラウド「折れた」

    ティファ「えっ」

    クラウド「バスターソードが折れた」

    ティファ「あっ……」
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    クラウド「軽く体重をかけただけで折れた」

    ティファ「う、うん」

    クラウド「鋼鉄でできてるのに」

    ティファ「ねえ」

    クラウド「壁に寄りかかっただけで、折れちゃった」

    ティファ「ねえクラウド、落ち着いて」

    クラウド「バスターソードはこんなに簡単に折れるのか」

    ティファ「クラウド!」

    クラウド「ティファ、バスターソードってこんな簡単に折れたりするものなのか?」

    ティファ「クラウド、ごめんっ」

    ドカッ

    クラウド「ウッ!」

    ドサッ

    ティファ「ごめん、ごめんねクラウド。少しの間眠ってて……」

    ティファ(クラウド、やっぱり……スラムに墜落した衝撃で悪化したんだ……。ううん、私が落ち込んでちゃダメ)

    ティファ(目を覚ました時に安心できるように、新しい木の棒を探さないと……もっと頑丈なやつ……!)
    23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/07(木) 22:35:45.875 ID:s9x1UbT40.net
    ―――

    〜七番街スラム道中〜

    エアリス「はぁ……はぁ……もー、明日の朝、いっしょに行こうって言ったのになぁ……」

    エアリス「せっかくバスターソードを取り戻したのに、勝手にひとりで帰っちゃうなんて……」

    エアリス「ふぅ……ホントに、重たいなぁ、この剣。ちょっと休憩しよう」

    ゴトン

    エアリス「……はぁ〜、こんなもの担ぎながら歩くハメになるなんて……もうクタクタ」

    エアリス「でも急がないと、そろそろクラウドの薬草の効果が切れちゃうかな……」


    ティファ「……」ガサゴソ


    エアリス「あれ……あの人、あんなところで何してるんだろう」


    ティファ「これは細すぎるかな……もっと長いの……頑丈なやつを……」ブツブツ


    エアリス(あんな綺麗なドレスを着てるのに、スラムのガラクタを漁るなんて……)

    エアリス(ひょっとして、危ない人なのかな……)

    エアリス「っと、急がないと。よっこいしょ」
    25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/07(木) 22:39:58.585 ID:s9x1UbT40.net
    クラウド「……Zzz」

    エアリス「あっ! クラウド、見つけた! おーい! クラウド……寝てるの?」

    クラウド「う、うう……」

    エアリス「お昼寝、かな。そうだ、今のうちに剣を返してこう」

    スッ

    エアリス「はい、お返ししますよ……ってね」

    クラウド「……ん?」パチッ

    エアリス「わっ」

    ガバッ

    クラウド「……エアリスか?」

    エアリス「う、うん。おはよー」

    クラウド「……なんでオレは寝ていたんだ? ……記憶が曖昧だ」

    エアリス「さあ、疲れてたからじゃない? そんなことより。酷いよ、クラウド」

    クラウド「え?」

    エアリス「明日の朝、一緒に七番街スラムへ行こうって話はどうなったのかな」

    クラウド「……いや、少し気になることがあったから、それで……」
    29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    エアリス「気になることって?」

    クラウド「バスターソードがいつもと違う感じで……」

    エアリス「な、なるほど。バスターソードってそれだよね」

    クラウド「ああ。そいつが妙に軽い。もっと重かったはずなんだ」

    エアリス「へぇー……。ね、ためしにもう一回、持ってみたら? 今度は重いかもよ?」

    クラウド「いや、何度試しても軽くて――」

    ズシッ

    クラウド「凄い重い」

    エアリス「良かったじゃん」

    クラウド「いつも通りの重さだ……どういうことだ……?」

    エアリス「まあ、そういうこともありますよ」
    31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    エアリス酷すぎワロタ
    33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    クラウド「ところで……ティファを見なかったか? さっきまで一緒にいたんだが……」

    エアリス「どんな人? 一緒に探すよ。どうせ暇だし」

    クラウド「白のタンクトップで……いや、今日は青いドレスを着ていたな」

    エアリス「それって……あの人のこと、かな」

    クラウド「知ってるのか?」

    エアリス「黒くて長い髪の」

    クラウド「ああ」

    エアリス「ここに来るまでに見かけたよ。見かけた、けど、……ねえ、そのティファって人は……どういう人なの?」

    クラウド「どういう?」

    エアリス「えっとね……なんだか思いつめた様子で、ゴミを漁ってたから……変だなぁって」

    クラウド「ゴミを?」

    エアリス「うん。何か言ってた。ブツブツ、ブツブツ」

    クラウド「……そういえば……さっき会った時も、様子が変だったな」

    クラウド「沈んだ表情で、まるで……幻を見ているような感じだった」

    エアリス「ねえ、それって……心の病気なんじゃ」

    クラウド「えっ……!?」
    37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    ティファ「クラウドー!」


    エアリス「あっ、あの人だ……!」

    クラウド「ティファ……!」


    ティファ「目、覚めたんだ。……あれ、こちらは?」

    エアリス「こんにちは」

    クラウド「伍番街で助けてもらった、知り合いだ。……と、ところで……ティファはどこで何をしていたんだ?」

    ティファ「え? えっーと……ちょっと、ね……」

    クラウド(……やはり様子が変か……)

    ティファ「私のことはいいから。それよりも、はい、クラウド。バスターソード! 気にいってもらえればいいけど」

    クラウド「えっ……」

    ティファ「一番かっこよくて、頑丈そうなの選んできたから。剣がないと落ち着かないでしょ? どうぞ」

    クラウド「ティ、ティファ……?」ガクガク

    エアリス「ク、クラウド、ちょっと。こっちこっち」


    クラウド「エアリス。どうしたらいい。あれはどう見ても、ただの木の棒だ。普通じゃない」

    エアリス「やっぱり、ティファは精神的に病んじゃってるんだよ。そうでなきゃ、棒切れを剣だなんて言わないもん」
    39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    ワロタ
    38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    かわいそう
    41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    エアリス「ティファに話を合わせてあげるためにも、今はバスターソードを隠しておいた方がいいよ」

    クラウド「わ、わかった」


    ティファ「……どうしたの? ふたりとも」

    クラウド「い、いや、なんでもない」

    エアリス「あはは」

    ティファ「そう? じゃあ、これ、元ソルジャーの大切な武器でしょ。今度は壊さないようにね」

    クラウド「あ、ありがとう……」

    ティファ「もうこんな時間……急がないと」

    クラウド「こ、これから何かするのか? ホントに、もう休んだほうが……」

    ティファ「え? 大丈夫だよ。それに、説明するのが遅れちゃったけど……これからコルネオのところへ行かないとだから」

    エアリス「コルネオ!? コルネオって、あのドン・コルネオ!?」

    ティファ「う、うん」

    エアリス「ウォールマーケットを取り仕切ってるならず者だよ!? そんな格好で自分からコルネオに会いに行くの!?」

    ティファ「そうだけど……これには理由が――」

    エアリス「クラウド。まずいです、これ。完全におかしい。自ら操を捧げにいくようなものだもん」

    クラウド「!!!」
    42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    クラウド「ティファ。頼む」

    ティファ「ん?」

    クラウド「もう休んでくれ。……もっと、自分を大切にしてくれないか」

    ティファ「え? え?」

    エアリス「ティファ、クラウドの言うとおり。初対面のわたしにこんなこと言われるのもなんだろうけどさ」

    エアリス「疲れてるんだよ。きちんと心を休めて、自分と向き合おう?」

    ティファ「えっと……ふたりとも、なにか勘違いしてない? コルネオの元に行くのには理由があって――」

    クラウド「もう何も言うな。わかったから。さあ、今日はもう帰ろう」

    ティファ「で、でも……」

    クラウド「この木の棒……いや、バスターソード、ありがとう。一生懸命、探してくれたんだな」

    ティファ「えっ、クラウド、泣いてるの?」

    エアリス「ねえティファ。色々辛いこともあるんだろうけど、全部、話そう? わたしは聞くから」

    クラウド「オレも聞く。興味あるね」

    ティファ「え? なに? なんなの?」

    その後、各々の誤解を解くのに長い時間を要した――

    End
    43 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/05/07(木) 23:02:24.183 ID:3QrY9Yfr0.net
    興味あるねwww
    45 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします

    興味あるねはワロタ
    53 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
    面白かった

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