まっとめ速報!んちゃっ

2チャンネルの人気や話題の記事をまとめてま~す^^

    カテゴリ: 長編創作

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 20:16:13.305 ID:yMvnJtvv0.net
    かわいい
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 20:28:23.173 ID:efHZUqti0.net
    桃「シャミ子?なんで食事中に膝の上に乗ってくるのかな?」

    シャミ子「こうするとご飯が美味しいからです!」

    桃「シャミ子?なんでいっしょにお風呂に浸かってるのかな?」

    シャミ子「こうするとお風呂がいい匂いになるからです!」

    桃「シャミ子?なんで寝る時にいっしょにソファに入って抱きついてるのかな?」

    シャミ子「こうすると寝てる時に幸せな気分になれるからです……スヤァ…」
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 20:46:16.642 ID:Ku1zusfvM.net
    >>9
    続きを書けください
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 21:04:29.414 ID:efHZUqti0.net
    シャミ子「はー……桃のお布団で桃に抱きつきながらの目覚めは最高です…」

    桃「…」

    シャミ子「クンカクンカ」

    桃「……シャミ子?」

    シャミ子「スーハースーハー」

    桃「シャミ子」

    シャミ子「スーハースーハースーハースーハー…ほえ?」

    桃「……いい加減にしなさい」

    シャミ子「ええっ」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 21:25:46.204 ID:efHZUqti0.net
    桃「もう匂い嗅ぐの禁止!抱きつくのもNG!」

    シャミ子「そ、そんなあー!ご無体なぁー!」


    ──それから桃には匂いを嗅ぐのは勿論、膝の上に乗るのも抱きつくのもおさわりもNGになりました


    シャミ子「お弁当……ごはん……桃…………桃の香りがないです……桃もうちのクラスに来てくれないです……おかずもないです……」モグモク…

    リリス「シャミ子や、よろしくない薬の禁断症状みたいな表情になっておるぞ」

    シャミ子「ごせんぞ…」

    リリス「というかお主、そんなに桃に会いたいなら夢の中に行けばいいではないか?」

    リリス「夢の中でもお弁当食べたり、コーラも飲めるわけだし、匂いだって嗅ごうと思えば余裕だろう」

    シャミ子「!!!!」
    16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 21:29:34.762 ID:C6EK5yUI0.net
    勝ったな
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 21:32:41.715 ID:NP9gpWL5M.net
    ガハハ
    21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 22:16:45.300 ID:efHZUqti0.net
    ──────
    ───

    シャミ子「……晩ごはん物足りない……お風呂も匂いしない……お布団は冷たいし1人さみしい…………ももぉ……」

    シャミ子「匂いかぎたい……お腹さすさすしたい……顔うずめたい………ももぉ…………もんもぉ……ほへぇ…………」

    リリス「いかんいかん気をしっかり持て!もうそろそろ桃も寝てる頃だ!」

    シャミ子「……はっ! 禁断症状で桃色の夢を見てました!世界がピンク一色でした!」

    シャミ子「もう待てません! 早速行ってきます! 今夜はピーチフレグランスでオールナイトです!」

    リリス「お、おう……がんばってこい」
    22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 22:40:14.581 ID:efHZUqti0.net
    ーーーーーーーーーーー

    シャミ子「さてさて、早速夢にダイブして来ました! お待ちかね旬の桃嗅ぎ放題です!」

    シャミ子「ではではさっそく……って、あれ?」

    シャミ子「この夢、なんかドロドロしてません? 桃の匂いどころか雨の日の砂場みたいな匂いしかしません」

    桃「…………」

    シャミ子「って桃!? 今回は小さくない! なんでまたこんな所で座りこんで……」

    桃「…………」
    27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 23:12:56.998 ID:wNjvll1nd.net
    桃「……やってしまった」ドヨーン

    桃「……せっかくシャミ子から私にくっついて来てくれたのに」

    桃「恋人みたいだとか内心で勝手に浮かれて……」

    桃「膝の上に乗ってきたら太ももの感触が気になって意識しちゃうし……お風呂で平気で裸を見せてくるし……」

    桃「挙げ句に布団の中で抱きついてくるとか……もう我慢できないよ」

    桃「私はそういう意味でシャミ子が好きだし、シャミ子しかいないのに……」

    桃「……シャミ子は私の匂い目当てなだけなのがわかってて」

    桃「……恥ずかしさと辛さで突き放してしまった」

    桃「突き放した時シャミ子ぐずってた……」

    桃「ごめんねシャミ子……ごめんね……」

    桃「……会いたいな……シャミ子……」

    桃「もう、シャミ子のごはん食べられないのかな……」


    シャミ子「…………………………」
    36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 23:38:58.899 ID:efHZUqti0.net
    シャミ子「……」

    桃「……」

    シャミ子 (ええっと、桃の言ってることはまず置いといてこれは前に桃の夢に潜って小桃と会った時と似た状況なのでつまり)

    シャミ子「ま、まずはお掃除から!危機管理ー!!」

    〜♪(変身バンク)

    桃「……あれ、シャミ子がいる……? とうとう幻覚まで見えてきたか……」

    シャミ子「違います!紛うことなき本物です! 始めますよ心の大掃除! 今回も手伝ってもらいます!」
    39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 00:05:32.795 ID:Ub93zSfZd.net
    もんもぉ…
    40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 00:09:05.431 ID:xom1FJS20.net
    ──────
    ───

    シャミ子 (……掃除中一度も目を合わせてくれなかった)

    桃「……」

    シャミ子「……あの、桃」

    桃「シャミ子、本物だよね?」

    シャミ子「え…………はい」

    桃「前に夢に潜るのは禁止って言ってたよね?」

    シャミ子「……はい」

    桃「……なんで来てるのかな?」

    シャミ子「それは……」

    シャミ子「…………き、きさまが悪いんだぞっ! 人のこと突き放しておいて! 今日1日ずっと禁断症状が出て大変だったんだからな!」

    桃「つまり私の匂い嗅ぐためにわざわざ約束破って夢にまで来たと?」ゴゴゴ…

    シャミ子「……ちょっと急用を思い出したのでそろそろ帰ります」

    ガシッ

    桃「こんな深夜に急用なんてないよね?」

    シャミ子「ご、ごべんなさいでちた!」ブワッ
    42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 00:27:21.705 ID:xom1FJS20.net
    シャミ子 (終わった……約束破って人の秘密覗いて……これは完全にちぎなげ待った無し……)ガクガク

    桃「……」

    桃「…………はぁぁぁぁぁぁ……」

    シャミ子「も、桃?」

    桃「……シャミ子に気持ち知られた……終わった……消えたい」

    シャミ子「えっ、いやいやダメです!せっかく掃除してスッキリしたのに!」

    桃「洗いざらい全部聞かれた……闇落ちしそう……」

    桃「ごめんねシャミ子……勝手な理由で無理やり突き放して……」

    桃「多分もう目覚めないから許して……」

    シャミ子「待って待って早まらないで!」
    43 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 00:29:12.720 ID:LVv9R8X40.net
    時、来てるぞ!
    44 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 00:30:08.747 ID:kWFj4XidM.net
    いいぞもっとやれ
    47 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 00:49:03.730 ID:xom1FJS20.net
    シャミ子「……いでよ、お弁当」

    桃「……」

    シャミ子「とりあえずこれでも食べてゆっくりお話しましょう、ゆっくりでいいですから。」

    桃「……うん」


    ──────
    ───


    桃「……私はさ、ずっと1人でいたから。 シャミ子が一緒にいてくれるだけで嬉しかったんだよ」

    桃「シャミ子は優しいし、一生懸命だし、ご飯美味しいし……あとかわいいし……」

    桃「あっという間に、その……付き合いたいとか……ゴニョゴニョ…したいとか思ったり……」

    桃「そんなシャミ子が匂いがどうとかなんかよく分かんない理由でベタベタしてきて」

    桃「シャミ子は私の匂いしか興味ないのに、私は意識しまくりで」

    桃「体の感触とか距離感とか、勝手に意識してる自分がきつくて……どうしたらいいかわからなかったんだ」


    シャミ子「……ええと、つまり」

    シャミ子「桃は私のことをす、すす、好きである、と……」カァァ
    48 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 00:51:25.782 ID:pGrS6+WqM.net
    キマシタワー
    49 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 00:55:20.964 ID:8UVSa2UN0.net
    バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
    バン       バンバンバン゙ン バンバン
    バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
     _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
        \/___/ ̄
    51 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 01:05:23.553 ID:8UVSa2UN0.net
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    ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
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    54 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 01:21:48.472 ID:xom1FJS20.net
    桃「……やっぱり消える」

    シャミ子「ああ待った待った!お弁当おかわりもあります!温かいお茶も出せます!緑茶と麦茶どっちがいいですか!」

    桃「……麦茶で」

    シャミ子「はい、どうぞ!」

    桃「……」ズズズ…

    シャミ子「……こっちだって、桃にいなくなられたら困るんです」

    桃「匂いが嗅げなくなるから?」

    シャミ子「それもありますけど! ……私だって桃に突き放された時、辛かったんです」

    シャミ子「あんなに一緒にいたのにクラスにも来てくれないし……夕飯も一緒に食べてくれないし」

    シャミ子「だから……桃の言う私に対しての『好き』と同じかはわからないけど、一緒にいるだけで嬉しいし、一緒にいれないと辛いのは私も一緒なんです!」

    シャミ子「……あとお腹と顔も好きです」

    シャミ子「なので! もし桃が一緒にいるのに必要と言うなら、私は……その……こ、こ、恋人になってやっても……いい……ぞ」
    55 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 01:24:12.443 ID:pGrS6+WqM.net
    こういうテイストの桃シャミss始めてみたわ
    57 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 01:35:09.957 ID:sgnmLPWK0.net
    グイグイ行くシャミ子よき!!!
    58 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 01:51:37.540 ID:xom1FJS20.net
    桃「本当にいいの?」

    シャミ子「もちろんだ! その代わりこれから毎日好きな時に匂いを嗅がせてもら……」

    桃「いやおかしい、ハッピーすぎる。これはやっぱり夢なのでは」

    シャミ子「ああもうせっかくいい感じに納めたのに!ちょっとこっちに来い!」

    ギュッ

    桃「ちょっと、シャミ子!? いきなり抱きつくとか…」カァァ

    シャミ子「……スーハースーハークンカクンカスーハースーハー! ……はーやっと嗅げました桃スメル……肺から全身に行き渡る……ヘモグロビンが歓喜してる……」

    シャミ子「……これからは距離感なんて気にしないで、好きなだけ抱きついたりしていいんです」

    シャミ子「その代わり、距離感近づくほど私は匂いをいっぱい嗅がせてもらいます! あとお腹もさすさすします!」

    シャミ子「はいこれでまぞくとの契約成立!クーリングオフ不可!いっぱい近づいて代償として匂いを差し出すが良い!」

    桃「……わかった、契約成立だから仕方ないよね」ギュッ

    桃「……これからは遠慮しないからね、シャミ子」クスッ

    シャミ子「の、望むところだ魔法少女! 無香性のデオドラントを準備して待っているがいい!」カァァ
    59 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 02:09:05.720 ID:+AMmT7A90.net
    シャミ子がちょっと変態に…
    60 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 02:11:22.477 ID:aRgvmcXq0.net
    シャミ子の行動は本編の延長線上だからなあ
    61 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 02:17:12.999 ID:xom1FJS20.net
    ──────
    ───

    (後日)

    桃「……スーハースーハー」

    シャミ子「……」

    桃「……クンカクンカ」

    シャミ子「……桃、なぜ私は危機管理フォームな上に膝の上に乗せられて逆に匂いを嗅がれているのでしょうか」

    桃「シャミ子がいい匂いだからだよ。危機管理フォームだと露出が増えるからシャミ子の匂いが直に感じられて良いよね」

    シャミ子「ちっがーう! 匂い嗅ぐのは私の役目です! なんで私が嗅がれる側になってるんですか!」

    桃「前からシャミ子が近い時にこっそり私も匂い嗅いでたんだよね。シャミ子いい匂いだし。なんか優しい匂い。落ち着く……」スーハースーハー
    64 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 02:29:59.931 ID:xom1FJS20.net
    シャミ子「これまで散々嗅いでおいてなんですが、これけっこう恥ずかしいです……」

    桃「嗅ぎたいならシャミ子も私のこと嗅いでていいよ? 私もしばらくずっと嗅いでるから」スンスン

    シャミ子「も、桃………うなじはストップ……こそばゆいし、変なかんじ……」カァァァ

    桃「私もこれまで同じことされて、ずっと恥ずかしかったんだよ?散々人のこと嗅ぎまわしておいて今更ダメは不公平だよね?」

    シャミ子「そう、ですけど……ちょっと、待って……ぇ……桃の鼻と擦れて……ん、っ……」

    桃「シャミ子、うなじすっごく弱いんだね。 ……かわいい」クスッ

    シャミ子「これでっ、勝ったと…っ……思うなよぉ…………ひゃっ!?」


    頑張れシャミ子!体臭が良い匂いと感じられる相手は遺伝子レベルで相性が良いらしいぞ!
    66 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 02:31:27.638 ID:pGrS6+WqM.net
    いいじゃん
    67 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 02:31:35.988 ID:8UVSa2UN0.net
    素晴らしい
    70 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/10/01(火) 02:32:28.414 ID:+AMmT7A90.net
    今回は勝てそうだったのにやっぱりダメだったか…
    33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/30(月) 23:29:51.570 ID:EHwVmxig0.net

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 19:41:21.000 ID:httA+4Am0.net
    ―森の中―

    木こり「あっ!」

    ボチャンッ

    木こり「しまった……! 泉に斧を落としてしまった!」

    ブクブク…

    木こり「なんだ?」

    ザバァッ!

    女神「あなたが落としたのはこの金閣寺ですか? それとも銀閣寺ですか?」

    木こり「いや、普通の斧です」
    4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 19:44:18.355 ID:httA+4Am0.net
    女神「あなたは正直な人です」ニッコリ

    女神「ご褒美に、この金閣寺を差し上げましょう」ドズンッ

    キンキラキン…

    木こり「おおっ、なんだか金ぴかで立派な建物ですね。神殿……でしょうか」

    女神「この金閣寺、必ずやあなたに莫大な富をもたらすことでしょう」

    女神「では、さようなら」

    ブクブクブク…

    木こり「ああ、行っちまった……」
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 19:48:34.584 ID:httA+4Am0.net
    キンキラキン…

    木こり「どうしよう、これ……」

    木こり「こんなの貰ってもなぁ……」

    木こり(だけど斧を落としたのはオラが悪いんだし、せっかくの女神様の好意を無にしちゃいけねえ)

    木こり「なんとか持って帰ろう!」グッ

    木こり「お、重っ……!」

    木こり「こうやって引きずっていけばなんとか……!」

    ズルズル…

    木こり「うおおおおっ……!」

    ズルズル…
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 19:49:18.803 ID:/MggFhCNr.net
    どうすんだよ
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 19:51:25.316 ID:httA+4Am0.net
    ―木こりの家―

    木こり「ただいまー」

    妻「お帰り!」

    木こり「ところで……」キンキラキン…

    妻「あらあんた。どうしたんだい、その金ぴかな家は」

    木こり「実はさっき泉に斧を落としちまって、そしたら……」
    10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 19:54:34.560 ID:httA+4Am0.net
    木こり「……というわけなんだ」

    木こり「すまねえ! 大切な商売道具を落とした上、こんな大きいの持って帰っちまって……」

    妻「なにをいうんだ!」

    妻「あんたが正直に話したから、この金閣寺ってやつをもらえたんだろ?」

    妻「正直なあんたってステキ!」チュッ

    木こり「ありがとう……」

    妻「とりあえず、この中に住んでみるか!」

    木こり「んだな!」
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 19:57:20.171 ID:httA+4Am0.net
    妻「ほら、シチューだ」

    木こり「んほっ、うまそー!」

    パクパク… ムシャムシャ…

    二人「……」

    妻「いい建物だけど、なんだか落ち着かないなぁ」

    木こり「うーん、たしかに……立派すぎる」

    木こり「オラたちには今まで住んでた丸太小屋が似合ってるなぁ」
    12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:00:46.163 ID:httA+4Am0.net
    木こり「次はこの金閣寺で、木を切ってみるか」

    木こり「持ち上げて……」グイッ

    木こり「よいしょぉ!」

    ガンッ!

    木こり「もいっちょ!」

    ガンッ!

    木こり「ダメだ……金閣寺じゃ木は切れねえ……」

    木こり(女神様は富をもたらすといってくれたけど、このままじゃ仕事ができねえ……)
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:02:06.191 ID:/MggFhCNr.net
    そら切れんわな
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:03:55.237 ID:httA+4Am0.net
    木こり「つうわけで、町に行ってみる!」

    木こり「町に行けば、この金閣寺をどうすればいいか知ってる人がいるかもしれねえしな」

    妻「一人で持ってける?」

    木こり「大丈夫!」グイッ

    木こり「こうやって肩に担げば、なんとか持ってけるよ」

    妻「気をつけてな〜!」

    木こり「おう! ……よいしょ、よいしょ」
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:06:12.497 ID:httA+4Am0.net
    ―町―

    木こり「よいしょ」ズシンッ

    キンキラキン…

    友人「おお〜、久々に町に出てきたと思ったらどうしたんだ? この金ぴかな神殿は」

    木こり「金閣寺ってんだ。森の泉にいた女神様からもらったんだ」

    友人「へぇ〜」

    木こり「とはいえ、どうもオラやカミさんの手には余るから、町に持ってきたんだ」

    友人「なるほどなるほど、だったらみんなに知らせてくる!」
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:11:18.436 ID:httA+4Am0.net
    キンキラキン…

    町民A「キレイだなぁ〜」

    町民B「ありがたや、ありがたや」

    町民C「祈らずにはいられない……」



    木こり「みんなして祈ってくれて嬉しいよ」

    友人「こんな金ぴかな神殿、珍しいからなぁ」

    友人「あ、そういえば領主様も一度これを見たいっていってたぞ」

    木こり「ホントか?」

    木こり(領主様は賢い人だ……きっといい知恵を授けてくれるに違いねえ!)
    19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:14:39.624 ID:httA+4Am0.net
    領主「噂の金閣寺を見せて頂きたいのですが……」

    木こり「あれです!」

    キンキラキン…

    領主「おおっ……これは素晴らしい」

    領主「この金閣寺……この町で独占していてはあまりにももったいない代物です」

    領主「ぜひ王様にもご覧になっていただくのがよろしいかと」

    木こり「たしかに!」

    領主「お城に持っていくのは大変でしょう。よろしければ人手を用意しますが」

    木こり「いえ! オラ一人で大丈夫です!」
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:17:39.741 ID:httA+4Am0.net
    ―道中―

    木こり(さすが領主様、いい知恵を授けてくれた。こんな立派な神殿は王様に見せなくちゃ)

    木こり「よいしょ、よいしょ」

    山賊「おい、止まりな」

    木こり「な、なんだ?」

    山賊「いい寺持ってんじゃねーか。命が惜しかったらよこしな!」ズイッ

    木こり「ひいっ、山賊!?」
    21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:19:29.747 ID:httA+4Am0.net
    木こり「ダメだ! この金閣寺は王様に見せに行くんだ! 山賊なんかに渡せねえ!」

    山賊「ふうん……だったら死んでもらうしかねえな!」ダッ

    木こり「わぁっ!」

    木こり(そうだ、この金閣寺で!)ブウンッ

    ドガァンッ!

    山賊「ぎゃふん!」ドザッ

    木こり「ふう……やっつけられた。ありがとう、金閣寺!」
    23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:21:32.031 ID:/MggFhCNr.net
    金閣寺:攻撃力255
    24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:24:02.555 ID:httA+4Am0.net
    木こり「よいしょ、よいしょ」

    魔法使い「おや? それはなんという神殿ですか?」

    木こり「ああ、これは金閣寺っていうんだ」

    魔法使い「美しい……」

    木こり「へへ、褒めてくれてありがとう」

    魔法使い「美しすぎて……」

    木こり「?」

    魔法使い「燃やしたくなってきた」

    木こり「えええ!?」
    25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:27:07.873 ID:httA+4Am0.net
    魔法使い「ファイヤー!」ボウッ!

    木こり「わっ!」サッ

    魔法使い「ファイヤー! ファイヤー! ファイヤー!」ボッボッボッ!

    木こり「やめてくれ、金閣寺が燃えちまう!」

    魔法使い「いいや、金閣寺は燃えてこそ真の美しさを発揮するのだ」

    魔法使い「次こそ当てる……」メラメラメラ…

    木こり「やめろぉ!!!」ブオンッ

    バキィッ!

    魔法使い「ぶぎゃあっ!」
    26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:30:40.970 ID:httA+4Am0.net
    魔法使い「――ハッ!」

    魔法使い「私はとんでもないことを……! すまない、本当にすまない……!」

    木こり「魔法使いさん、あんた色々と抱え込んでるみてえだなぁ」

    木こり「うまくいえねえけど、その気持ちを文章で表現してみたらどうだ?」

    木こり「もしかしたら、スッキリするかもしれねえぞ」

    魔法使い「うん……やってみるかな」



    魔法使いは後に小説を発表し、それをきっかけにこの世界きっての文豪となるがそれはまた別の話――
    27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:32:50.797 ID:httA+4Am0.net
    ―城―

    木こり「よいしょ、よいしょ」

    木こり「ふぅ、やっとたどり着いた」ドズンッ

    キンキラキン…

    兵士「うおっ、なんだこの黄金の神殿は!?」

    木こり「金閣寺といいます。ぜひ王様にお見せしたくてお持ちしました!」

    兵士「むむむ……待っていろ! すぐ手配をする!」
    28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:35:35.471 ID:httA+4Am0.net
    キンキラキン…

    王「おおお……! なんという輝き! なんという美しさ!」

    木こり「ありがとうございます!」

    王「……木こりよ!」

    木こり「なんでしょう?」

    王「1億……いや10億ゴールド出そう! この金閣寺を国に譲ってくれんか!?」

    王「国で正式に買い取り、国宝として丁重に保護したいのだ!」

    木こり「……」
    29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:39:37.999 ID:httA+4Am0.net
    木こり「一つ条件があります」

    王「なんだろうか?」

    木こり「金閣寺はみんなが見られるようにしてもらいたいんです」

    王「もちろんだ!」

    木こり「それと、お金はいりません」

    王「な、なぜ!?」

    木こり「だって金閣寺はみんなのものでしょう? だとしたらオラだけお金を貰うのはおかしいですから」

    王「これほどの神殿をタダで手放すというのか……」

    木こり「元々タダで手に入れたようなもんですから! アッハッハ!」
    30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:41:37.512 ID:GSPUa+5Mr.net
    やだかっこいい
    31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:43:26.102 ID:httA+4Am0.net
    そして――

    キンキラキン…


    ワイワイ… ガヤガヤ…

    「これが金閣寺か……」 「美しいわね〜」 「涙が出てきたよ……」

    友人「おお〜、いつ見てもキレイだな」

    領主「やはり私の町で独占しなくてよかったですね」

    元山賊「父ちゃんは昔、あの金閣寺で殴られたんだぞ。おかげで更生できたんだ」

    子「ウソだ〜」

    魔法使い「国に保護され、皆から愛されることで、より輝きを増している……」ウットリ
    32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:47:09.464 ID:httA+4Am0.net
    ―森の中―

    妻「よかったねえ、金閣寺がみんなに見てもらえるようになって」

    木こり「うん、ちゃんと管理されて、金閣寺も前よりピカピカになってるよ」

    妻「とはいえ本当は少し寂しいんじゃないかい?」

    木こり「まぁな」

    木こり「だけど、金閣寺はオラにとって一番嬉しいものを授けてくれたよ」

    妻「なんだい、それ?」
    33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:50:41.881 ID:httA+4Am0.net
    木こり「なんたって金閣寺をずっと持ってたおかげで腕力ついて、素手で木を切れるようになったもんな!」

    スパァッ!

    妻「ステキ!」チュッ



    女神「……あそこまで欲のない方も珍しいですね」







    〜おわり〜
    34 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/25(水) 20:54:03.210 ID:GSPUa+5Mr.net

    南斗伐採拳を会得したか

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:33:43.031 ID:VHImHCR70.net
    魔王城――

    勇者「魔王め、京都に拠点を置き、日本を征服しようとは考えたものだ!」

    勇者「しかし、この俺がいるからにはそんなことはさせない!」

    勇者「勝負だ、魔王!」バタンッ

    魔王「なんどすか、非常識どすえ」

    勇者「非常識だと!?」

    魔王「あんさんにここに入る資格はないどす」

    勇者「なぜだ!?」

    魔王「一見さんお断りどすえ」

    勇者「い、一見さん……?」
    2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:34:55.388 ID:q6Mqz+T3d.net
    はい京都の大火
    4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:37:32.039 ID:VHImHCR70.net
    勇者「一見さんってなんだ?」

    魔王「あら嫌どす!」

    魔王「これだから格式のない田舎者は困ったもんどす。一見さんも知らないんどすか」

    勇者「……だ、だからなんのことだ!?」

    魔王「一見さんというのは初めて来た客という意味で」

    魔王「格式高い京都の建物に、あんさんのような下賤な客は入ることはできないんどす」

    勇者「なんだって!?」

    魔王「分かったら、とっとと帰るどすえ」

    勇者「そうはいかない!」
    6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:41:06.649 ID:VHImHCR70.net
    勇者「だったら……」ガチャッ バタンッ

    勇者「これならどうだ!」ガチャッ バタンッ

    魔王「なにしとるんどすか?」

    勇者「一度出ていって戻ってきた……これなら一見さんじゃなく“二見さん”だろう?」

    魔王「……」

    魔王「ハァ〜……」

    勇者「なんだよ、その態度は!?」
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:43:41.241 ID:VHImHCR70.net
    魔王「あのね、あんさん」

    魔王「うちらはトンチ合戦やってるのと違うんどすよ」

    魔王「そんなので一見さんお断りを回避できたら誰も苦労せんどす」

    魔王「まったくこれだからよそ者は……笑われたいんなら大阪にでも行くがいいどすえ」

    勇者「ぐ、ぐ、ぐ……」

    魔王「とっとと消えるどす、この田舎者」シッシッ

    勇者「うわぁぁぁぁぁん!!!」
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:47:53.300 ID:u4fgSq4Yr.net
    この魔王着物着てそう
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:47:07.915 ID:VHImHCR70.net
    五条大橋――

    勇者「はぁ〜……」

    勇者(魔王を倒すはずが、とんだ大恥をかいてしまった)

    勇者(しかし、どうすれば“一見さん”じゃなくなるんだろう?)

    通行人「おや、どうしたんどすか、下賤な民」

    勇者「あっ、あなたは京都の人ですか?」

    通行人「そうどすえ」

    勇者(こうなったら……この人に聞くしかないか)
    10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:50:09.552 ID:VHImHCR70.net
    通行人「どうすれば一見さんじゃなくなるかって?」

    通行人「プギャーッ!」

    勇者「!」

    通行人「アハハハハハハハハハッ!」

    通行人「んなことも知らないんどすか! この下賤な民は……!」

    勇者(くっ……!)

    勇者「……で、どうすればいいんですか?」

    通行人「誰かに、あんさんのことを紹介してもらうしかないどすなぁ」
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:53:11.385 ID:VHImHCR70.net
    勇者「お願いします! 誰か紹介してくれる人を教えて下さい!」

    通行人「そうどすなぁ……」

    通行人「あっちにあるお屋敷に住むご主人なら、紹介してくれるかもしれんどす」

    勇者「あのお屋敷ですね、ありがとうございます!」

    勇者「待ってろよ、魔王!」タタタッ

    通行人「……」
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:57:09.303 ID:VHImHCR70.net
    お屋敷――

    勇者「はじめまして」

    主人「……」

    勇者「あの、魔王城に入りたいので、紹介状のようなものを頂きたいのですが……」

    主人「……」

    勇者「もしもし?」

    主人「ぶぶ漬けでもいかがどす?」スッ…

    勇者「!」
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 22:58:39.138 ID:u4fgSq4Yr.net
    いきなりかよw
    15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:00:04.602 ID:VHImHCR70.net
    勇者「これはどうも! いただきます!」ムシャムシャ

    主人「……」

    主人「ハァ〜……」

    勇者「え?」

    勇者(さっきの魔王と同じ反応だ……!)

    勇者(食っちゃいけなかったのかな? え? え? え?)
    16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:01:21.451 ID:Dl8Uw/IB0.net
    やっぱ京都って陰湿だわ
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:03:03.090 ID:VHImHCR70.net
    主人「あんさん」

    勇者「は、はいっ!」

    主人「ええ時計してはりますなぁ」

    勇者「え……時計……?」

    勇者「いや、あの私……時計なんか持ってないんですけど……」

    主人「……」

    主人「これだから田舎者は」ボソッ

    勇者「!!!」
    19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:06:43.851 ID:VHImHCR70.net
    勇者「あの私、何かやらかしましたでしょうか?」

    主人「あのね、あんさん」

    主人「京都ではぶぶ漬けを出すってことは“とっとと帰れ”って意味なんどす」

    主人「いい時計してますなぁというのも“いつまでいるんだ、早く帰れ”って意味どす」

    勇者「あ……」

    主人「直接いうのは失礼だから、せっかくこういう配慮をしてあげてるどすのに……」

    主人「やはり、よそから来た人は奥ゆかしさがないというか野蛮というか……」

    勇者「あ、あ、あ……」

    勇者「申し訳ありませんっ!!!」
    22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:09:18.500 ID:VHImHCR70.net
    勇者「俺はなんと愚かだったんだ……! う、う、う……!」

    勇者「お願いします! どうすれば京都の人のようになれるんですか!?」

    勇者「教えて下さい!」

    主人「そうどすなぁ……」

    主人「まず、京都の寺という寺を全部参拝するどす」

    勇者「ふむふむ」

    主人「んでもって、八つ橋を一日1000個平らげるどす」

    勇者「ほうほう」

    主人「そして、最後は清水の舞台から飛び降りるどす。これであんさんも立派な京都人どす」

    勇者「なるほど!」
    25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:12:48.192 ID:VHImHCR70.net
    勇者「ありがとうございました!」

    勇者「今おっしゃったこと、必ずやり遂げてみせます!」

    主人「頑張るどすよ〜」

    勇者「はいっ!」タタタッ

    主人「……」
    26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:15:38.418 ID:VHImHCR70.net
    魔王城――

    通行人「ただいま戻りました」

    主人「任務完了いたしました」

    魔王「ご苦労、もう変装を解いてよいぞ」

    通行人&主人「はっ!」ベリベリッ

    魔王「で、勇者はどうなった?」

    部下A「勇者の奴は、我々の作戦通りに動きました」

    部下B「今頃、寺という寺をめぐりながら八つ橋を死ぬほど食っていることでしょう」

    魔王「フハハ、そうかそうか! 光景を想像するだけで笑える! そして――」

    部下B「いずれKBS(京都放送)で『清水寺で勇者が転落死!』というニュースが流れるでしょうな」
    27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:18:33.632 ID:VHImHCR70.net
    魔王「フハハハハハ! 全ては作戦通りだ!」

    魔王「テキトーに調べてでっちあげた京都のしきたりを勇者に押し付け、精神的に追い詰め」

    魔王「最終的に戦わずして倒す!」

    部下A「全て魔王様の思惑通りというわけですね」

    部下B「お見事です」

    魔王「これで労せずして邪魔者は消え去ったというわけだ」

    魔王「それでは予定通り、日本征服作戦を実行する!」

    魔王「京都を暗黒の都と化し、日本を魔族が支配する国へと変えるのだ!」

    部下AB「ははっ!」
    28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:20:24.996 ID:ao1gQt2Rr.net
    恐ろしい作戦だ…
    30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:22:28.449 ID:VHImHCR70.net
    ……

    ……

    魔王(日本征服作戦は着々と進行しておるわ)

    魔王(次はどの国を狙うか、今のうちに考えておかねばな)

    バタンッ

    魔王「む?」

    部下A「た、大変です……魔王様……!」ヨロ…

    魔王「どうした?」

    部下A「恐ろしい……強さ……! 魔王軍は、壊滅状態……!」ガクッ

    魔王「あっ、しっかりしろ!」

    魔王(部下が壊滅!? いったいなにがあったというのだ!?)
    31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:25:21.212 ID:VHImHCR70.net
    ザッ…

    勇者「魔王はん……」

    魔王「え」

    勇者「お久しぶりどすなぁ」ニッコリ

    魔王「あ、お前は……勇者!?」

    勇者「倒した部下はんからきっちり紹介してもらったどすから、もう入っていいどすよな?」

    魔王(なんか全然雰囲気が違う……!)
    32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:27:06.433 ID:VHImHCR70.net
    魔王「なぜだ!? お前は清水寺から飛び降りて死んだはずじゃ……!」

    勇者「そう、わてはやりきったんどす」

    勇者「京都中の寺と神社を回り、八つ橋を一日一万個平らげ、清水の舞台から頭から飛び降り……」

    魔王「えええ……!?」

    勇者「格式高い、れっきとした京都人になったんどす」

    魔王「お前のような京都人がいるか!」
    33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:29:55.836 ID:M0yGsYbnr.net
    頭からww
    34 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:30:22.352 ID:VHImHCR70.net
    勇者「どすどすどすどすどす! これはおかしいことをおっしゃるどすなぁ」

    勇者「わては身も心も京都に捧げた純度100%の京都人どすえ」

    魔王「いやいやいや、おかしいから!」

    魔王「京都の人ってそんなどすどす言わないし! 京都の人に謝れよ!」

    勇者「どすどすどすどすどす! 笑いが止まらんどすえ」

    魔王(あれ笑い声かよ!)

    勇者「とにかく勇者として、いや京都人として、魔王、あんさんを倒すどすえ」

    魔王「ひいいっ……!」
    35 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:32:11.622 ID:VHImHCR70.net
    勇者「まずは修行で身につけた……」

    勇者「舞妓乱舞!!!」

    ズガガガガガガガガッ!!!

    魔王「なんという連続技……!」

    勇者「続いて、こうやって持ち上げて」ガシッ

    魔王「うおっ!?」

    勇者「ジャンプして――清水寺ドロップ!!!」ブオンッ

    ズガァンッ!!!

    魔王「ぐはぁぁぁぁぁっ!!!」
    36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:36:26.058 ID:VHImHCR70.net
    勇者「さらに京都魔法……」ボアァァァ…

    魔王「京都魔法!? 知らんぞそんなの!」

    ベコンッ!

    魔王(地面がへこんで……)

    勇者「盆地ファイヤー!!!」

    ゴォワァァァァァッ!!!

    魔王「いやぁぁぁぁぁっ! あづううううううい!! 盆地だから効果倍増ォォォォォ!!!」
    37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:38:15.820 ID:VHImHCR70.net
    魔王「あぐ、うぅぅ……」シュゥゥゥゥ…

    勇者「さてさて、トドメどす」

    魔王(何をする気だ……?)

    勇者「やっぱりわても勇者どすから、トドメは刃物で刺さんとあきまへんなぁ」

    魔王(刃物……!?)

    魔王(京都ならではの名刀でワシを倒すというわけか……!)

    勇者「わてが持ってきた武器は――」
    38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:40:09.324 ID:VHImHCR70.net
    勇者「ドスどす」

    魔王「えっ」

    ドスッ!


    京都に平和が戻った!







    39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:43:14.929 ID:s+h/4+2Vd.net
    わろた
    40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:43:32.235 ID:M0yGsYbnr.net

    このオチをやりたかっただけだろw
    42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:57:13.541 ID:iVho7+mXM.net
    これには京都人もはんなり
    23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:09:36.696 ID:i4WXh/Q90.net
    なんやここの>>1はんはよう書きはりますな
    うちも見習いたいもんですわ
    29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/23(月) 23:20:27.731 ID:2vQJFBXrK.net
    >>23
    鬼かお前

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:29:52.459 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「他社に勝つには如何に短納期を受け入れられるかが勝負だよ!」

    現場「とても無理な量だよ」

    会社「納期は絶対だよ!残業や休日も仕事してね!」
    2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:30:22.084 ID:ujufdn3p0.net
    会社になりたい
    5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:32:23.556 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「不良が出たよ!何で!キチンと現品チェックしてるの!」

    現場「生産に追われてチェック時間が無いよ」

    会社「忙しいは言い訳にならないよ!新たにチェック票を作ったから一つずつ必ずチェックしてね!」

    現場「こんなのやってたら間に合わねえ」
    3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:31:03.228 ID:qJE+gCBN0.net
    これもう自転車操業に差し掛かってねーか?
    61 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:09:56.979 ID:40lybb1b0.net
    >>3
    差し掛かってるも何も
    完全なる自転車操業の末期だろ
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:34:30.984 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「あれ!また不良が出たよ!何で!何やってるの!」

    現場「納期守るのに必死で頭回らないよ」

    会社「何言ってるの!安全と品質が第一だよ!スローガンでも言ってるよ!」

    現場「こんなん外面だけだろ」
    8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:36:05.157 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「立て続けに不良が出たから本部から対策を命じられたよ!本部に報告するためにどうすれば良いか現場で意見まとめてね!」

    現場「仕事パンパンなんだけど」

    会社「納期も守ってね!」
    10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:37:44.614 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「本部に報告資料が纏まらないよ!現場何やってんの!」

    現場「仕事してるんだけど!」

    会社「まず報告資料を作るのが大事だよ!」

    現場「納期は?」

    会社「大事だよ!」

    現場「」
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:38:00.179 ID:J45de26c0.net
    安価、短期納期が売りって独自性無いから足元見られるよね
    つらい
    9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:37:23.409 ID:JUNRXdJJp.net
    商品そのものに付加価値を付けなきゃそうなるよな
    低価格や短納期は劇薬
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:38:55.322 ID:ROZdmXDRa.net
    品質を取るか早さを取るかどっちかにしろ!!!!
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:39:50.919 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「もういいや!現場リーダーの君とベテランの君!しばらく会議に参加して!報告資料制作してもらうよ!」

    現場「いや仕事は?」

    会社「いいから!とにかく資料まとめてね!」
    16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:42:31.804 ID:lSTh7ulv0.net
    現場「えーっと、短納期受注の異常な多さに現場がパニック状態で...」

    会社「何書いてるの!そんなの通らないよ!忙しいは言い訳にならないよ!って何回も言ってるよね!」

    現場「でも事実だし」

    会社「ダメだよ!そんな報告は利湯に
    ならないし本部も納得しないよ!そうだ!もっとチェック項目を増やすよ!」
    17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:43:41.252 ID:Jz3LW6/6a.net
    いまうちもそうなってるわ
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:44:18.956 ID:ITA4BEL4d.net
    うちの会社を見ているようだ…
    業務と責任が増えるだけ増えてパンパン
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:44:59.907 ID:lSTh7ulv0.net
    現場リーダー「...と言うわけで一つの製品に対して三重チェックすることになったわ」

    現場「そんなんやってたら仕事にならないって!」ガヤガヤ

    会社「はい静かに!本部にはもう報告してあるし今度本部の監査が入るからそのようにやってね!報告したことやってなかったら大問題だよ!」
    21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:46:57.843 ID:lSTh7ulv0.net
    現場「作業が進まねえ...」

    会社「はい更に受注追加だよ今月中にやってね!今手を付けてる物件より早い納期だからね!」

    現場「でたよ得意の後からきた物件が先のパターン...」
    24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:50:38.079 ID:lSTh7ulv0.net
    現場「ぐうぅ...どう考えても終わる量と期間じゃねえぞ」

    会社「はいまた物件持って来たよ!納期短いから効率良くやってね!」

    現場「どう考えても終わる気がしないけど」

    会社「残業時間増やしてね!休日も仕事になると頭に入れといてね!正念場だよ!」

    現場「正念場は毎月の事だろ...」
    26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:52:37.460 ID:ITA4BEL4d.net
    最近はここに
    会社「働き方改革だよ!なんで残業してるの?」
    が追加された
    41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:01:01.542 ID:nW8rD8fua.net
    >>26
    これ
    144 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:47:05.566 ID:M5KCbpM1d.net
    >>26
    糞が!
    28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:53:02.081 ID:lSTh7ulv0.net
    現場「最近消耗品の入りが悪くなってきたんだけど」

    会社「業績悪いから消耗品購入は極力しないよ!在るもので対応してね!」

    現場「消耗品無くなったら仕事に支障出るだろ」

    会社「そこは現場の知恵と工夫だよ!何年やってるの君たち!」
    29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:53:45.789 ID:BfLX9iQu0.net
    これ会社じゃなくて現場と会社をつなぐ中間管理職が無能なだけだよな
    33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:55:42.308 ID:lSTh7ulv0.net
    現場「パンチプレスの金型がボロボロだな買ってくれないしな」

    現場「バリが酷いよ!製品にならないぞコレ」

    会社「バリはヤスリがけして除去してね!お客様がケガしたら大変だよ!」

    現場「いや金型買ってくれれば解決...」

    会社「予算無いよ!」
    34 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:56:48.717 ID:mRD1g2sk0.net
    これって現実なの?
    イかれてるとしか思えないんだけど
    199 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 17:16:47.304 ID:uzzCvmph0.net
    >>34
    こういう会社があるのは事実だと思う
    38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 15:58:00.523 ID:lSTh7ulv0.net
    現場「ヤスリもすり減ってバリ取りがしんどいわ」

    現場「ちょっとグラインダー貸してくれ!」

    現場「いいけど替えの刃がそろそろ無くなりそうだわ」

    現場「それすらも買ってもらえないのか...」
    40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:00:36.465 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「生産効率悪くなってるよ!何してるの!」

    現場「消耗品買ってくれないと能率あがらんよ」

    会社「そこは作業改善だよ!工夫して乗り気って!バリが出ない切断の仕方考えて!」

    現場「イカれてやがる...」
    42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:02:23.087 ID:hnfUKUGW0.net
    経理僕「伝票が全然上がってこない。現場、暇なのかな?」
    44 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:03:31.483 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「とにかくバリが酷いのは製品にならないから新たにバリ取りの工程を作るよ!君達が工夫出来ないから会社が考えてあげたよ!感謝して!」

    現場「良かった...人増えるのか」

    会社「ではバリ取りはリーダーが責任を持って除去してね!リーダーがやってた作業は皆でカバーしてね!」

    現場「増員は?」

    会社「予算無いよ!!!」
    49 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:05:58.146 ID:2TG6n0lD0.net
    >>44
    無能&無能&無能
    47 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:04:31.140 ID:BfLX9iQu0.net
    これでなんとか乗りきったらブラックな現場努力を美談にあげるの腹立つ
    48 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:05:34.695 ID:RxXhMUko0.net
    >>47
    乗り切ったらそれ以上の地獄を見せにくるぞ
    54 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:07:39.737 ID:lhdHp8GO0.net
    >>48
    会社「お、やればできんじゃーん!次はもう少し無理してみようかw自分のスキルアップのためだよ!」
    55 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:08:21.502 ID:lSTh7ulv0.net
    現場リーダー「この量をひたすらバリ取りか...しかも使いきって滑らかになったヤスリで」

    会社「追加で受注きたよ!最短の特急だよ!急いでね!」

    現場リーダー「」
    67 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:13:24.952 ID:54yO7B8ld.net
    >>55
    ポケットマネーで買わせるがない
    177 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:59:27.043 ID:KTx6zN8PH.net
    >>55
    有能俺、この時点でヤスリを自腹で買い事なきを得る試み
    185 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 17:05:22.368 ID:BfLX9iQu0.net
    >>177
    有能社畜
    これからも会社に搾取されてください
    237 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 20:29:39.544 ID:lSTh7ulv0.net
    >>177
    会社「うちで管理している工具以外は使わないで!何か問題起きた時に言い訳聞かなくなるよ!」
    64 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:11:20.954 ID:lSTh7ulv0.net
    数日後

    会社「あれ!リーダーは!リーダーいないよ!」

    現場「連絡は?」

    会社「無いよ!なんで!」

    現場「バリ取りはどうすれば?」

    会社「それは代わりに誰かやってね!聞くまでもないでしょ!」

    現場「消耗品いい加減に買ってくれ」

    会社「少しは努力してね!」

    現場「してんだろ!」

    会社「なにその口の聞き方!問題だよ!」
    71 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:14:48.477 ID:lSTh7ulv0.net
    現場「この前キレた奴転属だってよ」

    現場「ってかこんな所居るくらいなら転属のが良くね?」

    現場「リーダーもあれから来なくなったしな別の仕事でも見つけたのかな」

    現場「どうせここもうだめだろ」
    74 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:16:39.715 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「また更に受注きたよ!納期短いから頑張って!効率良くね!」

    現場「うい〜」

    会社(お、文句言わなくなったよ!現場が改善しつつあるよ!)
    76 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:17:43.653 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「あれ!この物件まにあうの!」

    現場「うい〜」

    会社「納期は必ず守ってね!」

    現場「うい〜」
    79 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:19:24.845 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「今日納期だよ!何やってんの!」

    現場「あ、さーせん」

    会社「残業いくらやっても良いから終わらせて!」

    現場「うい〜残業代ゴチすw」

    会社(様子がおかしいよ)
    90 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:27:04.358 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「納期過ぎてるよ!どうなってるの!」

    現場「さーせん」

    会社「これは大問題だよ!」

    現場「そなんすか」

    会社「今日も残業で何とか巻き返してね!」

    現場「うい〜」
    93 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:28:32.713 ID:9+AS0hW80.net
    もう終わりやね・・・
    96 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:29:52.078 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「全然間に合ってないよ!どうなってるの!」

    現場「うい〜」

    会社「こんなに納期守れないなら雇用守れないよ!」

    現場「あ、ぼくあしたから年休とりま」

    会社「何考えてるの!どういう状況かわかってるの!」

    現場「でも年休とりまーす!」

    現場「うわ甲高い声w」
    97 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:29:57.645 ID:iQsQVt960.net
    計画の段階で無理なものは無理というしかない
    98 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:30:22.222 ID:5pIZxzwYa.net
    前勤めて会社に似てる納期が詰まりすぎて毎日日付変わっても残業してた
    102 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:31:30.027 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「休んだ奴の分は皆でカバーしてね!」

    現場「ういお」

    会社「納期守ってね!不良もダメだよ!」

    現場「うぇ〜い」
    106 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:34:45.385 ID:iQsQVt960.net
    最後どうなっちゃうのこれ
    107 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:35:08.917 ID:lSTh7ulv0.net
    現場「休んだ奴別な仕事見つけたってよ」

    現場「いいなぁ俺も就活するかなw」

    会社「納期遅れた発注先に挽回するために更なる短納期で受注したよ!これが山場!正念場だよ!」

    現場「ぽーい」

    会社「できるの!会社の命運がかかってるよ!」

    現場「余裕ッスwもっと持ってこいw」

    会社「よし!」
    115 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:38:07.714 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「あれ!全然進んでないよ!まにあうの!」

    現場「うい〜」

    会社「しかも人少ないよ!休んでるの!連絡ないよ!」

    現場「うぇ〜い」

    会社「とにかく今いる人達で頑張ってカバーしてね!」

    現場「ぽぃ〜」
    129 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:43:08.978 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「あれもこれも全然納期間に合わないよ!現場やる気あるの!」

    現場「やる気はありまぁすw」

    会社「もうこうなったら雇用はいよいよ崩れるよ!」

    現場「ひいいwさーせんw残業やりますガッポリ手当て頂きますw」

    会社「もう手当てとか出せる予算無いよ!」

    現場「じゃあこんな糞溜めに用はねえわ」

    会社「え?」

    現場「あ?」
    141 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:46:41.998 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「そんなんで根を上げてたら何処にも行っても通用しないよ!」

    現場「そっすねw」

    会社「働ける所があるだけ有難いと思わないとダメだよ!」

    現場「そっすねw」

    会社「じゃあ業務に戻ってね!」

    現場「そっすねw」

    会社「真面目に聞いてるの!」

    現場「そっすねw」
    150 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:49:21.258 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「もういいよ!君達切って新しい人材入れるよ!」

    現場「じゃ、乙ッスw」

    会社「今日の業務くらいやってけ!」

    現場「さーせんいやどすw」

    会社「しね!」

    現場「うぇ〜いw」
    153 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:49:46.890 ID:p4juKota0.net
    良いヤケクソ
    155 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:52:34.367 ID:5pIZxzwYa.net
    でもこれ退職金出るの?
    157 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:53:00.799 ID:W2JZM6QVx.net
    出るわけないだろ
    新人来てどうなるのか潰れる未来しかないけど
    158 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:53:19.488 ID:lSTh7ulv0.net
    会社「おかしいよ!求人出してるのに人が来ないよ!見学には来るけどその後2度と来ないよ!なんで!」

    本部「お前らん所どうなってるの?」

    会社「現場が無能過ぎて回らないんですよ!有能な人材寄越してね!」

    本部「お前らの事業所どうしようもねえから本部グループから外すわ、これからは下請けの所と提携してうまくやってくれや」

    会社「」


    おしまい
    161 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:54:10.783 ID:nW8rD8fua.net
    もうおしまいだぁ
    163 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:54:43.725 ID:ZJCIGIui0.net
    下に丸投げで現場のフォローしないって事は、現場上がりの上司がいないって事?
    168 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:56:03.713 ID:nW8rD8fua.net
    >>163
    本部から流されて来てプライドだけ高い上層部みたいな設定なんじゃね
    166 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:55:31.225 ID:pDbOl+gH0.net
    ハッピーエンドでワロタ
    170 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:56:21.357 ID:Jace3YzQ0.net
    イイハナシカナー?
    172 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:57:31.946 ID:GUfNRwqya.net
    こんな感じの仕事で現在身体壊してます
    176 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/22(日) 16:59:02.293 ID:BfLX9iQu0.net
    労働者は救われた
    ハッピーエンド

    1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 20:59:45.432 ID:snSwayKu0.net
    アクア「えっ? な、何を突然」

    ミッキー「急いでくれるかい? さあ! 元気よく挿そう!」

    アクア「そんな、いったいどうして」

    ミッキー「残念だけど、今は説明している余裕が無いんだ」

    アクア「け、けど……」

    ソラ「ああー、もう! じれったい! 王様! 俺が挿すよ!」

    ミッキー「駄目だ! 失せろ!」

    ソラ「えっ!」

    ミッキー「ごめんねソラ。思わず乱暴に言ってしまったけど、これはアクアじゃないと駄目なんだ」

    ソラ「で、でもさ、よく分かんないけど、王様のお尻にキーブレードを挿さないとまずいんだろ? だったら急がないと」

    ミッキー「そうだね。でも、僕のお尻はアクアのキーブレード以外受け入れないんだ」
    5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:04:40.497 ID:snSwayKu0.net
    リク「どうしたんだ。何かあったのか?」

    ソラ「王様がアクアのキーブレードをお尻に挿せって言うんだ」

    リク「キーブレードを? ……俺ので問題なければ、すぐにでも挿すが」

    ミッキー「寄るな! 僕に触れないで! ダメなんだよ! リク! アクアのでないと困るんだ!」

    ソラ「なあ王様。どうして、アクアじゃないと駄目なんだよ」

    ミッキー「…………」

    ソラ「…………」

    リク「…………」

    ミッキー「……じゃあ…………じゃあ、カイリでも可とする」

    カイリ「……えっ」

    ミッキー「カイリ、お願いできるかい?」

    カイリ「えぇー、うーん、それはちょっと」

    リク「待ってくれミッキー。そもそも、どうしてお尻にキーブレードを挿す必要があるんだ?」

    ミッキー「説明している暇は無いんだ! 急がないと、大変なことになってしまう……!」

    ミッキー「さあ! アクアとカイリのキーブレードを、2本まとめて僕のお尻に挿して! そして元気一杯掻き回そう!」
    7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:07:37.117 ID:snSwayKu0.net
    リク「ミッキー。いくらなんでも、そんな要求じゃみんなが納得できない」

    アクア「キーブレードは私たちキーブレードマスターにとって強い心の有り様を示す大切なもの……」

    アクア「理由も無く、ただ闇雲に振るうことは絶対にできません。それは同じマスターであるミッキーにも分かるはず」

    ミッキー「…………」

    リク「…………」

    アクア「…………」

    ミッキー「じゃあ指でいい」

    ソラ「えーっ!?」

    リク「ゆ、指?」

    ミッキー「さあアクア! 君の指を僕のお尻へ!」

    アクア「ゆ、指でいいんですか?」

    ミッキー「むしろ指がいい! さあ! 元気に掻き回そう!」

    ソラ「なーんだ、指でいいんだ。じゃあ俺の指を――」

    ミッキー「やめろ! 触れるな失せろ!!!」

    ソラ「うわっ」

    ミッキー「ごめんねソラ。大きな声を出してしまって。けど、アクアの指でないと駄目なんだ」

    ソラ「どうしてだよ。わけわかんないぞ」
    10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:11:08.723 ID:snSwayKu0.net
    リク「ミッキー、頼むから解るように説明してくれないか」

    ミッキー「で、でも……」

    ソラ「時間が無いのは分かるけどさ。このままじゃ、アクアもカイリも、お尻に指を挿してくれないって」

    ミッキー「うーん……説明すれば、挿してくれるんだね?」

    カイリ「えぇ〜、どうだろう」

    アクア「たぶん……納得さえできれば」

    ミッキー「わかった……。これにはとても深い理由があるんだけど……ジミニーに説明してもらう」

    ジミニー「…………」

    ジミニー「えっ」

    ミッキー「ジミニーなら分かりやすく説明してくれるはずだよ。なにせ、彼は……そう、メモをとるのが上手いから」

    ジミニー「ちょ、ちょっと王様。こちらへ」
    11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:15:16.512 ID:snSwayKu0.net
    ジミニー「いったい何のことですか。急に説明と言われましても、私にはさっぱり」

    ミッキー「頼むよ、ジミニー。うまいこと僕のお尻に指を入れる理由をでっちあげてくれ」

    ジミニー「でっちあげる!? あなたが事実を説明すればいいだけなのでは?」

    ミッキー「説明? 僕が? ハハッ、白状するけど、無いんだよ」

    ジミニー「無いって何が」

    ミッキー「理由さ。お尻に挿してもらいたい理由」

    ジミニー「ええ? 理由も無しに、あのようなことを?」

    ミッキー「強いて言えば、『性欲』だ。その2文字以外、無いんだよ。アクアたちに挿れてもらって、欲求を満たしたいだけなんだ」

    ジミニー「……ならば、そう説明する他ないと思いますよ」

    ミッキー「まさか! 考えてもみて? 正直に打ち明けたとして、アクアやカイリが僕のお尻に挿してくれると思う?」

    ジミニー「それは……難しいでしょうが」

    ミッキー「なら、頼めるかい?」

    ジミニー「ですが……私はピノキオの良心としての誇りがあります。嘘をつくだなんて、とんでもない」

    ミッキー「今ここで、僕に潰されたとしても?」

    ジミニー「分かりました。やってみましょう」
    12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:18:23.631 ID:snSwayKu0.net
    ジミニー「でも、でっちあげるとして、いったいどのようにしたらいいか」

    ミッキー「僕のお尻にアクアとカイリの指を挿して、中を掻き回さないと世界が終わる――みたいな感じが良いんじゃないかな」

    ジミニー「世界が終わる!? それはあまりに大げさだ!」

    ミッキー「うん、それがいい! 着地点はそこにしよう。世界が終わるとなれば、きっと挿れてくれるはずだ」

    ジミニー「いやあ、それはあまりにも無茶だ」

    ミッキー「大丈夫。ソラたちはフワッとした説明で納得する。今までだってそうだった」

    ミッキー「心の光とか闇とか、夢に閉ざされた世界とか、意味不明な話にのっかってきてる感じだったじゃない」

    ジミニー「それは、たしかに……恥ずかしながら打ち明けますと……」

    ジミニー「ジミニーメモをデータ化して云々のくだりは、私自身がよくわかってませんでした」

    ジミニー「ですがソラたちは、なんだか状況を理解しているような風に見えましたね」

    ミッキー「ああ、アレ。ハハッ! 実のところ、僕もよく解ってないよ。言い出しっぺなんだけど、ノリだったから」

    ジミニー「そうでしたか」

    ミッキー「これは内緒だけど、イェンシッド様もよく解ってないんだ。きっとね。この複雑になりすぎた世界はややこしすぎる」

    ジミニー「なるほど……であれば確かに、フワッとした説明で押しきれるかもしれませんな」

    ミッキー「そうとも! それっぽい用語を多用すればいけるよ! よーし! やってみよう!」
    13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:20:56.522 ID:4fG28d5Ia.net
    ワロタwww
    14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:21:36.332 ID:snSwayKu0.net
    ジミニー「アクアを助けるために闇の世界で多くのエネルギーをその身に浴びた王は、ええと……」

    ジミニー「そ、その闇をキーブレードの力で凝縮させ、自らの臀部へ封印したのです」

    アクア「闇の力を……?」

    リク「そうだったのか……一緒にいたはずなのに、気づくことができなかった……」

    リク「すまないミッキー、負担を背負わせてしまって」

    ミッキー「え? あっ、うん。気にしないで」

    ジミニー「そして……まあ、なんといいますか。その凝固した闇を王の体内でほぐす必要があるわけです」

    ソラ「それって、ほぐさないとどうなっちゃうんだ?」

    ジミニー「きっと世界が滅びます」

    ソラ「えーっ!?」

    カイリ「世界が!?」

    ミッキー「実はそうなんだ……なんというか……世界の無が光を闇に染めて僕のお尻に扉の儀式を施す過程で――」

    ミッキー「χブレードがキーブレードに成り、そしてパルスのファルシのルシがパージでコクーンしてしまう……」

    アクア「そんな……!」

    ミッキー「これで分かってくれたね! 僕のお尻の中の闇をほぐして世界を救おう! さあ!」

    アクア「わ、わかりました」

    カイリ「世界が無くなっちゃうのは困るもんね。ホントは嫌だけど、頑張るよ」

    ミッキー「ふたりとも! ありがとう!」

    ソラ「ん? でも、それってアクアたちがやらなきゃならない理由にはならないよな?」

    ミッキー「えっ」
    16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:25:12.654 ID:snSwayKu0.net
    リク「確かに……他のキーブレード使いでも構わないはずだ」

    ミッキー「い、いやそれは違うんだ!」

    ソラ「なんでさ。結局、俺でもいいんじゃないの?」

    ミッキー「そ、それは……」

    ジミニー「いやいや、闇の力に対抗するには、闇の世界への理解が必要になってくる」

    ジミニー「その点で、アクアは長い時を闇の世界で過ごしましたから。ねえ、王様」

    ミッキー「え? そうなの? いや、そう! そうなんだ! アクアが適任なんだよ!」

    リク「その理屈で言えば、俺でも良い気がするが」

    ミッキー「っ!」

    ジミニー「そ、それはー、えぇー、と」

    ミッキー「こ、これには敵の思惑も絡んでいてね! 実は、僕は敵に魔法をかけられていて……」

    ソラ「敵って?」

    ミッキー「ほら、あのXIII機関? の、あの、なんか派手な髪の人だった気がする」

    リク「派手な髪の人?」

    ソラ「って……たくさんいるよな」

    ミッキー「ええと……ちょっとタイム!」
    18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:29:34.854 ID:snSwayKu0.net
    ミッキー「なんて名前だったか覚えてる!? あの派手な髪の人! だめだ思い出せない! ジミニー、覚えてないかい?」

    ジミニー「生憎ですが、XIII機関のメンバーはひとりも覚えていません。名前と容姿がなかなか一致しなくて……諦めました」

    ミッキー「困ったな……僕も全然覚えて無いんだ。なんであんなに覚えにくい名前なんだろう」

    ジミニー「ヴ、みたいな名前のメンバーがいた気がします」

    ミッキー「ヴ? ヴ……ヴ…………あっ、そうだ! ヴェントゥスって名前に覚えがある! 誰のことだか分からないけど!」

    ジミニー「ではその名前を言ってみたらどうでしょう。私もそんな感じの名前が敵側にいたような気がします」

    ミッキー「うん! そうしてみよう!」



    ミッキー「あの……ヴェントゥスって人にやられた――」

    アクア「ヴェンが!? ヴェンがそんなことするはずない!」

    ミッキー「そう! そうだとも! ハハッ! 今のは冗談だよ! もう一度タイム!」
    19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:33:05.395 ID:snSwayKu0.net
    ミッキー「ダメだよジミニー! 違った! どうもヴェントゥスって人はこっち側の人間らしい」

    ジミニー「ああ、私としたことが、思い出しました。茶髪でツンツンした髪型の少年ですよ!」

    ミッキー「ソラのこと?」

    ジミニー「いやあ違います。ソラの中にいた少年です」

    ミッキー「待ってよ、それってロクサスとかいう名前じゃなかった?」

    ジミニー「そうでしたっけ? ええと、私の記憶違いかなぁ」

    ミッキー「ごめん、正直自信が無いんだ。敵も味方も似たような容姿が多すぎる。声も似たり寄ったりで――」

    ミッキー「光だ闇だ人間だハートレスだノーバディだとか、ややこしいんだ。ソラのパチもんも、5人くらいいるじゃない」

    ジミニー「そんなにはいないと思いますが……」

    ミッキー「ジミニーメモには、何か書いてないのかい?」

    ジミニー「ああ! そうでした、覚書があるはずです」

    ジミニー「…………ええと、『ヴァニタスはヴェントゥス』というメモ書きがありますね」

    ミッキー「へぇ……」

    ジミニー「……」

    ミッキー「……」

    ジミニー「……」

    ミッキー「よし! 分かった! じゃあ、いったん、そこらへんは忘れよう!」
    20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:36:18.876 ID:snSwayKu0.net
    ミッキー「メモの中から、悪そうな名前をあげてみよう! きっとそれは敵だ!」

    ジミニー「ええと、じゃあこれなんてどうでしょう。マールーシャ」

    ミッキー「それってどんな人?」

    ジミニー「さあ……」

    ミッキー「ひょっとして、同性愛者っぽい人?」

    ジミニー「どうでしょう。皆が同性愛者っぽい容姿ですから、何とも……」

    ミッキー「……」

    ジミニー「……」

    ミッキー「悩んでいても仕方がない! もうそれでいこう! ハハッ! その人にやられたことにしよう!」
    21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:39:31.841 ID:snSwayKu0.net
    ミッキー「その…………マールーシャにやられたんだ」

    ソラ「あいつに!?」

    ミッキー「そう! 一応確認するけど、その人、XIII機関だよね? そうだと言って」

    リク「ああ、たしかに奴は機関の人間だが……」

    ミッキー「やったぞ! ビンゴ!」

    カイリ「え?」

    ミッキー「いや、なんでもない。ハハッ! とにかく、マールーシャに魔法をかけられてしまったんだ」

    ミッキー「女性のキーブレード使いしか僕のお尻に触れられないっていう、呪いめいたヤツ」

    リク「そうだったのか……」

    ミッキー「うん! そう! そうなんだ! だから、はやく僕のお尻に指を――」

    ソラ「だったらさ、その魔法をイェンシッド様に解いてもらったらいいんじゃないか?」

    ミッキー「!?」

    アクア「たしかに……私たちだけで事を進めるよりも、一度相談した方がいいかもしれない」

    リク「そうだな。よし、呼んでこよう」

    ミッキー「ま、ま待って! 待ってよ! そんなことしないでも――」

    ソラ「王様は辛いだろうしここで待っててよ! すぐに連れてくるからさ! それじゃ!」

    ミッキー「ああぁ……」
    22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:42:26.932 ID:snSwayKu0.net
    ミッキー「どうしよう! まずいことになったよ! ああ、僕はお終いだ!」

    ジミニー「どうか落ち着いて。あなたが自分で言っていたではありませんか」

    ジミニー「イェンシッド様も状況を理解していないと。ソラたちと同じですよ」

    ジミニー「ふわっとした説明で納得するはずです。先ほどと同じことを言えば良い」

    ミッキー「ああ、そうか。そうだね。なるほど、たしかにそうかもしれない」

    ミッキー「ジミニー、君はとても優秀な良心だ。今度、僕からも勲章をあげよう」

    ジミニー「ありがとうございます」

    ミッキー「でも困ったな……さっき自分がどう説明したのか、忘れてしまったんだ」

    ジミニー「私もです」

    ミッキー「……」

    ジミニー「アドリブでなんとかしましょう。それっぽい用語を使いまくれば、なんとなくいける気がします」

    ミッキー「ハハッ! そうだよね! きっとそう!」
    23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:45:03.913 ID:SUekpsbrx.net
    微妙に原作ディスっててワロタ
    24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:45:29.474 ID:snSwayKu0.net
    ソラ「王様〜! 連れてきたよ」

    イェンシッド「いったい何事だ。緊急事態とのことだが」

    リク「ミッキー。状況をもう一度説明してくれ」

    ミッキー「うん、ああ……実は、そのぉ……」

    イェンシッド「……」

    ミッキー「パルスのファルシの……ルシがパージでコクーンで……」

    イェンシッド「……」

    ミッキー「それから、……そう! ドリームドロップディスタンスは2.5の次だから2.6で……だから」

    イェンシッド「……」

    ミッキー「あぁ、χシリーズはソラ不在の0で……BbSは0.1がふたつで……」

    イェンシッド「……」

    ミッキー「2.6+0+0.2で、2.8という数字が出てくるんです……」

    イェンシッド「……」

    ミッキー「……だから、アクアとカイリに僕のお尻の穴をほじってもらわないと……」

    イェンシッド「ふむ…………状況は理解できた」
    26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:49:33.313 ID:snSwayKu0.net
    イェンシッド「つまり、ファブラノヴァクリスタルと考えて問題ないのだな?」

    ミッキー「え? ファブラ……はい! そう! その通り!」

    イェンシッド「では、不可視世界の扉を見つけることが先決であろう」

    ミッキー「ええと……そうなりますね……?」

    イェンシッド「ふむ……早急に手を打たねばならん。であれば、ソラ、リク。ふたりで王の尻へぶち込むのだ」

    ミッキー「…………えぇっ!? 今なんて!? ソラとリク!? イェンシッド様! どうしてそうなるんですか!?」

    イェンシッド「パルスは全能であり、リンゼは守護神だからだ」

    ミッキー「え??? あ、うーん……ジミニー! 君からも何か言って!」

    ジミニー「と言われましても……私にはもう、サッパリ」

    イェンシッド「さあ、急ぐのだ。リク、ソラ」

    リク「はい」

    ソラ「ほらー。やっぱり俺たちがやらないと駄目だったじゃんか」

    ミッキー「ま、待って! 待ってください! イェンシッド様! 僕はこの役目はアクアとカイリでなければダメだと思うんです!」

    イェンシッド「だがブーニベルゼは眠り続けている」

    アクア「なるほど……ではやはり、リクとソラのふたりがやらなけなければならない……そういうことですね」

    イェンシッド「その通りだ。サンクチュリアス・オヴ・マッシュルムスの再配置が成さぬ今では、それしか方法はないだろう」

    ミッキー「?????」
    28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:52:29.150 ID:snSwayKu0.net
    リク「そういうことだから、ヤるぞ、ミッキー」

    ミッキー「どういうこと!?」

    ソラ「思いっきりいくぞー!」

    ミッキー「待って! 待ってよ! ああ嫌だ! 助けて! 誰か! ああっ!」

    アクア「気を楽にして、ミッキー。私たちがついています」

    カイリ「手を握っててあげるね」

    ミッキー「握るなら僕の股間のキーブレードにして!」

    イェンシッド「パルスのファルシがルシでパージであるなら……これ以外の道は無いのだ」

    イェンシッド「辛いだろうが、耐えてくれ」

    ミッキー「違うんです! あれはデタラメで! 意味なんて無かった! だからこんなことしないでも――」

    リク「ミッキー。不可視世界の扉を見つけ闇をほぐすまで、我慢するんだ。さあ、いくぞ!」

    ソラ「繋がる心が、俺の力だ!!!」

    ブスッ♂

    ミッキー「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ///」

    イェンシッド「激しく掻き回すのだ!!!」

    ソラ「やあ! えい! そこだ! てや!」

    ミッキー「アアアアアアアアアアアアアアアアハピネスッ!!!!!!!!////////」
    29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:55:22.958 ID:fV9PXnsO0.net
    あたまおかしい
    30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:56:44.179 ID:snSwayKu0.net
    ―――

    ドナルド「それでイキ狂っちゃったのか」

    グーフィー「アッヒョw 90回もイッちゃうだなんて凄い」

    ミッキー「笑い事じゃないよ。おかげでテクノブレイク寸前だったんだから」

    ドナルド「まったく、ソラは加減をしらないなぁ」

    グーフィー「王様のために一生懸命だったんだよ」

    ミッキー「でも、今回の件でよく分かった。用語を並べて言葉を着飾っては、本当に伝えたいことが相手に伝わらないってことが」

    ミッキー「これからはもっと直接的に、わかりやすい言葉で相手に伝えることにする。けっして、誤魔化さないでね」

    グーフィー「あっ、アクアだ」

    ミッキー「えっ? ホントだ! おーい! アクアー!」

    アクア「ミッキー。もうお尻は大丈夫なんですか?」

    ミッキー「うん。だから今日、一発ヤろう! ミニーは外出してていないんだ! たくさん溜ってるから濃いよ!」

    ドガッ

    ミッキー「アアッ!」

    ドサッ

    アクア「最低です。見損ないました……失礼します」

    ドナルド「王様ァ!」

    グーフィー「大丈夫ですかぁ?」

    ミッキー「イタタタ……わかりやすく直接的すぎるのも問題だね! ハハッ!」

    END
    36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 22:06:32.261 ID:JwZS+avh0.net
    映画化決定
    31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 21:57:34.696 ID:oHrkxEap0.net
    クソワロタ
    38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 22:21:10.831 ID:IGPTuEun0.net
    おもしろ杉た
    39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/27(火) 22:28:49.742 ID:Ixn4KmME0.net
    ロクサス
    ヴェントゥス
    ヴァニタス
    シオン(358/2ラスト)
    ソラ(データ)

    確かにぱちもん5人くらいいるな

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